1月12日教師力アップセミナー(白石先生)に参加させていただき(北神・中澤)
- 公開日
- 2019/01/27
- 更新日
- 2019/01/27
学生の学び
こんにちは。五期生の北神と四期生の中澤です。今回は1月12日の教師力アップセミナーでの学びを記していきたいと思います。
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こんにちは!五期生の北神祐里子です。今回初めて教師力アップセミナーに参加させていただきました。そこで学んだことについて書きます。
まず、主体的な学びというのはノートに自分の考えを書くことではなく、教師が出す課題に対して考え思考のずれを感じ問いを持つことだということです。『スピードかぞえうた』の授業の仕方は、まさに主体的に自分の考えを持つことができる授業だと思いました。分からなくて一生懸命考えて知ったことや学んだことはすごく頭に残ると思います。
そんな授業をするためには、教師が、その教材はどんな特徴を持っているのか、どんな規則性があるのか明確にしておき、児童・生徒にどんな活動をさせると良いか考えておく必要があります。児童・生徒に主体的な学びをさせるためには、教師の綿密な教材分析が不可欠だと思いました。
そして、国語で学ぶことも数学で学ぶ法則と同じように、他の作品にも生かすことができるということです。私は、物語のクライマックスは中心人物の変容点であることを初めて知りました。中心人物は誰であるかを考え、会話文や描写の文または視点が変換された文がどこにあるかを考えると、クライマックスを簡単に見つけることができました。私は今までなんとなくという感覚でクライマックスを探していたためとても驚きました。ある作品の登場人物の心情を読み取ることだけに力を入れるのではなく、このように他の作品にも生かすことができるような指導をすることが大切だと思いました。
「用語」「方法」「原理・原則」について私自身ももっと学ばなければならないと感じました。参加させていただきありがとうございました。(北神)
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こんにちは。四期生の中澤佑太です。今回は、白石先生のセミナーに参加させていただきました。学ばせていただいたことを記していきます。
数学では、公式という知識技能を学ぶことで、問題を解くことで思考力判断力表現力を身に付けます。国語も理数の世界と同じように、知識技能を習得し、これを使って思考力判断力表現力を身に付ける学問であることを学ばせていただきました。
例えば漢字の筆順では、九のように、はねが外側にある字は、はらいが先になり、万のように、はねが内側にある字は、はねが先になります。上記した知識技能を学ぶことで、他の漢字にこの知識技能を使って筆順を考えることで思考力判断力表現力を身に付けることができます。
俳句の学習においても、五七五の最後の五文字が作品のテーマとなるという知識技能を学ぶことで、様々な俳句の季語が何かを考えやすくなり、作品作りによって思考力判断力表現力を身に付けることができます。五七五七七の短歌では、七七で心を示すという理屈があります。
国語の授業は内容主義でなく、分析主義となることが大事であることを学びました。教材分析では、その教材の特徴と規則性が何かを考えることが大事になります。
文学作品の授業では、クライマックスがどこかをきく授業がありますが、この授業ではゴールを導けていないということを学びました。クライマックスを面として捉えると、クライマックスでなく山場を見つけることになります。クライマックスとは、中心人物の変容点を意味します。クライマックスを見つけるときは、一文で見つけること、会話文か描写の文であること、視点の転換点になっていることを意識することが大事になります。
文学作品のプロローグは、絶対に落とさない。ここに物語で伝えたいこと(中心人物が誰かなど)が隠れている。この事を私は学ばせていただきました。
今回のセミナーで、多くの後輩と出会いました。一日過ごして私は、後輩も恵まれました。本当にここまでの人生で一番幸せな瞬間を生きていると感じています。しかし同時に、後輩の前で恥ずかしい言動をしてはならないという思いにもなっています。私は、この気持ちを活かして、今までできなかったことをできるようにしていきたいと考えています。
最後に、国語の授業を根幹となることを教えていただいた白石先生、酒井先生を始め教師力アップセミナーの関係者の方々、玉置ゼミ生、そして玉置先生に感謝の気持ちを申し上げます。教師力アップセミナーに参加させていただけていることに対する感謝の気持ちが薄くならないようにと考えています。次回もよろしくお願いします。(中澤)