研究室日記

6月9日 教育フォーラムでの学び(二宮、高桑)

公開日
2019/07/12
更新日
2019/07/12

学生の学び

 こんにちは!5期生の二宮です。本日は6月9日に行われた岐阜聖徳学園大学が主催で行われた教育フォーラムから学んだ2つの学びついて書きたいと思います。

 1つ目は、奈須先生の講話にあった「コストとプライス」の考え方です。クラスの中で間違いをさらけ出すことがコストで、一方間違いを学びに活かすことがプライスになるということです。「コストは低く、プライスは高く」という状態が良好な人間関係が築くにはよいが、今の多くの教室はコストが高くなりすぎているから、発言しにくい雰囲気になって対話が生まれにくい状態になっているとお話しされていました。

 また話を聞き合うことが話し合いにつながるということも話されていて、奈良先生の学習法がすごい光るものだと感じました。それでも「私ならこうしたい」と思うところがありましたが、大切にするべきことは子どもそれぞれが「学びを深められる時間・空間・学習材・支援を整備・保証する」ということで根本は変わらず、手法によって雰囲気も変わるということを私は学級を持ったことがないので何となくで感じました。

 そして2つ目が「違いを生かす」ということです。これは討論会の柴田先生のお話からですが、意見・考えの背景には、その子の願いが隠れているということです。その子なりの人生観や世界観があるから考えを述べてくれるので発言を受容し、そこから論理的思考や批判的思考を持たせることが深い学びにつながるということを話されていました。普段のゼミから子どもの発言を同じように拾って価値付けしていくということを意識していますが、そこからの発問1つで対話につながり、深い学びになっていくとかんがえることができました。

 内容としてはとても難しく、先生の講話や討論の内容を自分の身につけるのに時間がかかってついていけなくなることもありましたが、わかったところはとても納得できるものでした。このような貴重な機会を作ってくださった関係者の皆様、ありがとうございました。(二宮)

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 こんにちは、4期生の高桑です。今回は、6月9日に行われた教育フォーラムでの奈須先生から学んだことを書いていきたいと思います。

 私が一番印象に残ったのは、「友達の関心を自分の関心ごとにする」という言葉です。子どもたちが自分の関心ごとだけではなく、色んな人がしていること、感じていることに「何か自分にも関係がある」と思いながら関心することが大切だと奈須先生はおっしゃっていました。

 私が小学生の頃は、水曜の7時はヘキサゴンと決まってて、次の日は朝から昨日のヘキサゴンで面白かった場面を言ったり真似をしたりするのが日課となっていました。しかし、今の子どもたちは家帰ったらyoutubeを見たり、多様な習い事をしていたりと、それぞれが違うことをします。このように似たような話題や経験をしていない今の子どもたちはお互いを分かり合おうとしないため、対話しづらい状況にいるそうです。

 これだと、「私はそばが好き」「ふぅん、僕はうどんが好き」とただ自分の意見を一方的に伝えるだけの会話に終わってしまうことが予想できます。会話を対話に変えるための鍵として、今の子どもたちには「友達の関心ごとを自分の関心ごとにする」力が必要だと感じました。

 普段から子どもたちがそれぞれの違いを生かして対話できるようにするため、奈須先生がおっしゃっていたフリートークという活動が効果的だと思ったので、まとめておきます。

☆フリートーク
・テーマは答えがないものを選ぶ
 (例 兄弟は上が得か、下が得か)
・個が育っていないと深い学びにならない
 授業でいきない対話は難しい。フリートークをすることで対話の基礎をつくる

 対話について多面的に考えることができた、よい機会でした。今回学んだことを生かして、子どもたちがお互いを、かけがえのない意見を持つかけがえのない存在だと感じられるような学級をつくりたいと強く思いました。奈須先生、玉置先生を始めとする関係者の皆様、素敵な学びの場をありがとうございました。(高桑)

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