8月27日平洲小学校での玉置先生の講演から学んだこと(古川・中西)
- 公開日
- 2019/09/14
- 更新日
- 2019/09/14
学生の学び
こんにちは、5期生の古川瑛理です。今回は8月27日の平洲小学校での学びについて書かせて頂きます。
今回特に印象に残ったのは子どものつぶやきの「えっ?」「分からない。」と言うのも意見であるという言葉です。「えっ?」という発言は自分の考えがあるから出る発言であり、「分からない。」というのも分かりたいという気持ちがあるからこその発言であるということに気付かされました。このように答えを言う子だけが正解なのではなく、自分の気持ちを発信しようとしている子、例えば手を動かし、図を示しながら一生懸命に相手に伝えようとしている子をしっかり見つけて褒めて、価値付けをしていかなければいけないのだと考えさせられました。これを常に教員が行なっていくことで子どもに繋がる力が付き、ペア活動等でも交流が盛んになる、主体的な学びができる学級に繋がってゆくのだと感じました。何かできていないと感じた時、子どものせいではなく自分自身の関わりから振り返ってみることが大切だと認識させられました。
明日から教育実習が始まります。自分の思う通りにならずに悩むこともあると思います。そんな時一旦冷静になって自分自身の行動から考え直すということを忘れずに過ごしたいです。
玉置先生を始めとする関係者の皆様、今回このような学びの機会を設けて頂き、ありがとうございました。 (古川)
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こんにちは。5期生の中西です。8月27日に平洲小学校で行われた玉置先生の講演から学んだことを書かせていただきます。
今回玉置先生のお話から学んだのは、「授業の中で1回は子どもに自己選択させる場を入れる」ということです。常に教師に指導されて行う学習ではなく、ささいな事からでもいいので脱却していかなければいけないとのことでした。
例えば「三角形の内角の学習が終わったから今度は何をやろうか?」と教師が問いかけると子どもは「四角形!」とか「外角!」といったの声が聞こえてきます。子ども自身が考える選択の場を設けることは、主体的な学習につながるということを学びました。教師が最初から学習内容を提示するより、子どもたちが選択したほうがより意欲的に授業へ取り組むことができます。自己選択には考える力が必要です。与えられた課題を解く力も必要ですが、それ以上に自ら課題を見つけて解決していこうとする力が今の社会では求められているということを感じました。
玉置先生のお話の中に「対話」というキーワードが沢山入っていました。対話は、「自己の考えを広げ深める」ことを指します。子ども同士で意見を交流したり相談したりすることも対話ですが、それだけではありません。頷きながら友達の意見を聞いている子を価値付けして、なぜ頷いていたのかの理由を聞くことや、難しくて分からないという子にどこが難しいのかを発表させることも対話の一つだと学びました。対話のきっかけをつくるのは教師です。教師は子どもたちの意見をうまくつなぎ合わせながら対話していく授業をつくっていくことで、対話することの良さを子ども自身が実感し、より学びの深い授業となっていくと思いました。
私は来週から教育実習があります。今回のセミナーで学んだ「自己選択」や「対話」も活用しながら、実習に臨みたいと思います。失敗することもあると思いますが、それ以上に沢山学んで充実した教育実習となるようにがんばっていきます!
最後にこのような学びの場を設けてくださった玉置先生はじめ、平洲小学校の先生方、ありがとうございました。(中西)