研究室日記

小学校教育実習を終えて(中西)

公開日
2019/10/24
更新日
2019/10/24

学生の学び

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 こんにちは。最近岩盤浴にはまっている5期生の中西です。今回は、小学校教育実習を終えて学んだことや感じたことを書きたいと思います。

 私は6年生のクラスに入らせていただきました。6年生というと、あまり話しかけに来てくれないというイメージがありましたが、私のクラスは人懐っこい子ばかりで、実習初日からたくさん話をしてくれる子どもたちに、安心して実習に臨むことができました。

 授業を行うなかで最も難しく感じたことは、子どもの意見をつなぎ合わせて展開していくことです。特に道徳授業では、子どもにたくさん発言できる機会をつくることを意識しましたが、意見を言わせるだけでそこからどのようにねらいに近づけていけばいいかまで意識することができませんでした。「〜さんの意見についてどう思いますか?」や、「〜さんは〜という意見で、〜さんは〜という意見だけど、他のみんなはどうかな?」など、子どもたちから出てきた意見をもとに授業を進めていかなければいけないと感じました。
 
 そのために私の担当クラスの先生から教えていただいたことは、指導案作成時に子どもから出てきそうな意見を思いつくだけ考えておくということです。こんな意見が出てきたらこうやって問い掛けよう、この意見が出できたら揺さぶりをかけよう、などと事前に子どもの反応を予想し、どのように切り返しを行うかまで考えておくことが必要だということを学びました。

 ちょうど運動会シーズンだったので、応援練習やソーラン節の練習などをたくさん見させていただきました。見るだけではなく私も実際に応援練習で大きな声を出したり、ソーラン節を踊ったりもしました。私が振り付けを間違えると、子どもからよく指摘されましたが、その度に正しい振り付けを教えてくれます。子どもたちが先生の姿をよく見ているということに驚きました。一緒に参加することで、子どもたちとの距離が近くなったと感じます。運動会本番が近づくにつれて子どもたちの意識が高まっていく感じが練習の様子を見て伝わってきました。当日は練習以上の頑張りを見せる子どもたちの姿が輝いて見えました。教師という職業でしか味わうことのできない、やりがいを感じました。

 もうすぐ中学校実習が始まります。小学校実習での課題を意識しながら悔いのない4週間となるようにがんばっていきたいです。(中西)