研究室日記

12月26日 EDUCOM真打会での学び(二村、北神、宮野、森)

公開日
2020/01/23
更新日
2020/01/23

学生の学び

 こんにちは!5期生の宮野です。真打会に今回初めて参加させて頂きました。同期のゼミ生から、とても勉強になり、教材研究の仕方が分かると聞いていたので、すごくワクワクした気持ちで参加させて頂きました。

 学んだことは主に2つあります。1つ目に、授業の中でどこに時間をかけるか明確にすること、2つ目に、道徳の際は、考える条件を整えることが大切だということです。どちらも和田先生がおっしゃっておられた言葉です。

 1つ目に関しては、児童のなるほどという気づきの部分を予め授業の中に作っておき、そこに時間をかけるようにすることが大切だと言っておられました。はしる部分と止まる部分を作ることでシャープな授業になるとのことです。このようなことを意識しながら今後、授業づくりを行いたいと思いました。

 2つ目に、道徳に関しては、考えるための条件を整えることが大切だということです。今回の道徳の授業であれば、定形外郵便物というワードです。考えに関係してくる部分は端的に、授業の初めの方で分かりやすく説明することが重要だと和田先生は言っておられました。以前、道徳の研究授業をみせていただいた際、場面状況の説明がなく、子供たちの考えの深まりがあまり見られなかった授業を思い出しました。いかに条件を整えることが、子供の考えを深めるために大切か、納得できました。

 今回の真打会を通じて、具体的な授業づくりのコツを教えて頂きました。これから真打会に積極的に参加したいです。また、ゼミの1期生の先輩方の授業を見させて頂き、声のかけ方や問いかけ方、授業の進め方の素晴らしさに、私もこのような姿で子供の前に立ちたいと思いました。そして、ゼミの授業やセミナーを私なりにコツコツと前向きに取り組めば、先輩方に近づけるのではないかと希望が持てました。 授業者の中田先生、牧野先生、EDUCOM愛知本社の方々 はじめ、この会の関係者の皆様、そして玉置先生今回は、このような貴重な学びの場をありがとうございました。(宮野)

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 こんにちは!5期生の二村です!今回は12月26日に行われた真打会で学んだことを書かせていただきます。

 玉置ゼミ一期生の先輩方に模擬授業をしていただき、子ども役をやらせていただきました。その中で学んだことが二つあります。

 一つ目は子どもたちの驚きの反応があった時がチャンスであるということです。授業をしてくださった中田先生はプリントを2種類準備しておき、そのプリントには違う内容の発問が書かれてあり、その発問の違いを利用して対話を生むという技の光る授業をしてくださいました。

 プリントの発問に違いがあることを知った時、子ども役から驚きの声や反応が自然と出ました。そういう場面では、教師は喋らず、子どもたちに委ね、子どもたちの言葉で広げさせていくことで、大切なキーワードが自然と子どもたちから出てくるということを学びました。そうすることで、子どもたちが見つけた言葉で授業を展開していくことができることを教えて頂きました。まず、教材研究の段階で、山場を理解しておき、その場面では時間をかけて児童生徒の意見を聞くことが大切であることを学びました。

 二つ目は道徳の授業は条件を整えることと子どもの変化を見ることが大切ということです。条件を整えるというのは、難しい単語を説明するということです。意味を最初に確認しておくことで、自分の考えを追求していくことに集中することができたり、よりはっきり自分の考えを持つことができます。考えに関わってくる部分は始めにおさえてあげることの大切さに改めて気づきました。

 発問の違うプリントを2種類準備することや心情円盤を使うことで、子どもたちは授業に引き込まれ、意欲的に取り組む姿が見られました。教師の工夫がある授業は子どもを引き込むことができるのを実感し、教材研究の時子どもたちがどんな反応するかを考えながら準備することが大切だと感じました。また子どもたちの変化や反応を見て、つないでいくことの大切さを身をもって実感したので、授業をするタイミングがあったら意識して実践していきたいです。

 このような場を与えていただいた玉置先生、授業をしてくださった前座会の先生方、真打会の先生方ありがとうございました!(二村)

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 こんにちは。準ゼミの森です。EDUCOM愛知で行われた真打会での学びについて書きたいと思います。今回、初めてセミナーに参加させていただいたのですが、ご指導された先生方はもちろん、授業なさった現場の若い先生方のレベルの高さに驚き、本当に深く学ぶことができた機会でした。

 情報の授業では、子どもたち自身の言葉や経験で授業をつくっていく大切さを学びました。情報メディアが広く普及し、子どもたちも気軽に使えることが当たり前の現代で、情報を発信する側として、また受け取る側としてどうしていかなければいけないかを、自分のこととして捉えられる工夫が多くありました。クラスについて、自分がテーマとするニュースを伝えるため元の情報から何を選び、まとめ、受け手に伝えるのかを考えることの難しさは、今回のような活動を通してでないと子どもたちの印象に残らないと思います。
 既製品のビデオ教材や教師が一方的に講義形式に伝えるだけでは、子どもたちは自分の問題として捉えることができず、学びが深まることはないと思います。今回、児童役としてこの授業に参加させてもらいましたが、ニュース原稿を1人ひとり読み上げているときの「え、自分がまとめた内容と違う…。どうしてだろう。」と不安な気持ちと、実はテーマが違ったと知ったあとの「あぁ、そういうことだったのか!何を伝えようとするのか違えば同じ情報でも違った捉え方になる。だから1つのニュースだけでなく様々なニュースを見て自分で判断することが大切なんだ!」と感動した子どもの自発的な発想や気づきを体感することができました。

 このように子どもの思考を誘導するためには、教師が、自分が話したいところを我慢し、「だからどうなるの?」などとより深める発問をして子どもから出させたキーワードをつないでいくことが大切なのだと思いました。

 また、道徳の授業では、可視化された板書や、子どもたちが考えたい!と思える心情円を用いて、目指す道徳的価値は同じだけど揺れ動く主人公の人間的な思いをみんなで深め合うという、実際に見たのは初めての工夫がありました。ここまで素晴らしいと思えた道徳の授業は今までにありませんでした。発問が数個あって、教師が用意した価値に順に近づけていくという授業法から抜け出せなかった私にとっては、資料を途中まで読み自分だったらこの後どうするかや、その理由を意図的な補助発問によって深く考えさせたり、手段ではなくその背景にある心情を深めるため子どもに揺さぶりをかけたりするなど学ぶことが本当に多くありました。

 今回学んだことを自分のものとして生かしていけるよう、これからも自分から積極的に学びに行きたいと思います。現場に出れば忙しくて十分に教材研究等をする時間もないので大学生の間に授業のパターンを多く知っておき、自分の引き出しを増やしていきたいと思います。(森)

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 こんにちは!五期生の北神です。今回は12月26日に行われた真打会での学んだことについて書きます。

 情報の授業は、事前に何人かの先生に行った「5年3組はどんなクラスですか」というインタビューをもとに、5年3組についてのニュースを書いて発表するというものでした。この授業で一番工夫されていたのは、「5年3組は問題のあるクラスだ」というニュースを書くグループと、「5年3組は素晴らしいクラスだ」というニュースを書くグループに分けられていたことです。しかも、私達子ども役は、それを知りませんでした。お互いに発表をした時に気づきました。「ん?」「あれっ?」「何かおかしくない?」という声が飛び交い、先生が何も言わなくても、「どんなテーマだった?」と、自然と交流をしていました。今回の授業の山場はここでした。このように、子ども達が反応した所を山場にして、揺さぶりをかけると、子ども達にとってより身になる授業になるということを学びました。

 道徳の授業は、『絵葉書と切手』という教材を用いて、友情について考えさせる内容でした。主人公は、送ってくれた絵葉書が定形外郵便で切手の料金が不足していたことを友人に伝えるかどうか迷います。今回の授業は、その場面を中心発問としていました。私が授業者だったら、「伝える」派と「伝えない」派に対立させて考えさせ、最終的には「伝える」派を後押しし、間違っていることを伝えられることが友人だという方向に持っていったと思います。しかし、和田先生の話をお聞きして、どちら派でもいいのだなと思いました。大事なことは、手立てを決めることではなく、友人とずっと仲良くしていくために自分はどうするのかを考えることです。だから、どちらかが◯でどちらが×というわけではありません。また、違う立場の仲間の意見も聞きながら、どちらも友人と仲良くしていきたいと考えていることに気づかせることが大切だと学びました。

 貴重な学びをする機会を頂きありがとうございました。(北神)

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