12月16日 4期生ゼミ 模擬授業の反省(山田)
- 公開日
- 2020/01/04
- 更新日
- 2020/01/04
学生の学び
こんにちは、4期生の山田です。今日は先日行った2回目の模擬授業の反省を書きたいと思います。
今回は算数に挑戦しました。単元は「計算のきまり」で、坪田耕三先生の授業を参考に模擬授業を行いました。
今回自分で感じるの反省点は、子どもの気づきや理解のスピードのばらつき、子どもの発言の可能性を考えきれていなかったことです。
授業序盤の「37×9=333」「37×12=444」から気付いたことを発表する場面で、授業に真剣に取り組んでくれていたからか、奨基さんと優里さんからいきなり授業の核心を突くような発言が出てしまいました。自分の想定外のことに、私はとても焦ってしまいました。
自分なりに子ども役の立場になって様々な角度からの発言を考え、本番でそれに対応できるように準備していたつもりでした。しかし、どこかで自分のやりやすい授業のシナリオを作ってしまっていて、その流れに合う範囲でしか発言を考えられていなかったと気づかされました。
また、玉置先生からは、「ものわかりの悪い(フリができる)教師」になれと教えていただきました。
例えば、奨基さんの、「37×12=444だから37×15=555になるのかなと思った。」という発言に対して、私はそのまま受容してしまっていたのですが、それでは何も深まりませんでした。ものわかりの悪い教師はそこで、「え、なんでいきなり15が出てきたの?」ともう一度奨基さんに問い返すことで発言を引き出し、「同じところと違うところをみつける」という数学的に意義のあることを価値づけるのだと言います。
さらに、優里さんの「37×9の9を3×3×3にして」という発言は、「分解してみる力」を価値付けるチャンスだったと教えていただきました。
模擬授業も2回目となりましたが、本当にまだまだだなあと痛感します。課題は沢山ありますが、子どもと子どもを繋げて全員参加の授業になっていたことや、全体的に柔らかい雰囲気で授業できていることなど、みんなが良さだと言ってくれたことを大切にしながら残り3ヶ月、自信を持って教壇に立てるように、玉置先生やゼミの仲間から学べることは、学べるだけ学んで過ごしたいです!(山田)