研究室日記

12月16日5期生ゼミでの学び(大久保)

公開日
2020/12/31
更新日
2020/12/31

学生の学び

 こんにちは!5期生の大久保です!今回はゼミを通して学んだことを書き記していこうと思います。

 今回最後の模擬授業でした。最後は苦手な算数の授業をしようと前々から決めていたので、3年生の余りのある割り算を選びました。その授業を通して学ぶことは多くあったのですが、今回はその中でも特に大切だと感じた1つに絞って書いていきます。

 今回学んだことは、飾ったことをしないということです。

 折角の授業なのだからという思いで、私はヒントカードを作っていきました。余りを考えられない児童がカードを元に考えられるようになったら、全員が授業に参加できるだろうと考えていました。

 もっと言うと、このカードについて後で褒めてもらえるだろうと邪な考えまで抱いていました(笑)

 しかし、授業後玉置先生から、
「飾ったことはしなくていい。研究授業などで気合いを入れる先生がいるが、普段と違うことをしても児童に見透かされる」
というお言葉をいただきました。この言葉がとても胸に刺さりました。

 その言葉を聞いて、私はある著書の中で目にした「味噌汁・ご飯の授業」という言葉が心に浮かんできました。毎日味噌汁やご飯は食べるが、飽きはこない。それに手軽で、栄養もある。それと同様に授業において、特別なことをするのではなく、毎日毎日行う日常の授業をより良くしていこうというものです。多忙な職業なので、事務処理等に追われ、授業が二の次になってしまうということは少なくないはずです。すると授業がぞんざいに扱われてしまいます。しかし、研究授業になると、たくさんの教材研究を重ね、準備物掲示物に気合いを入れ、授業に臨むということはきっと多くあるはずです。

 そうではなく、教師の根幹は授業にあるので、どれだけ多忙な中でも日常の授業で児童の学力を保障するよう「味噌汁・ご飯の授業」を目指していきたいと強く思いました。

 今回の模擬授業を通して、飾ったこと、特別なことをするのではなく、普段の授業を充実させ、児童の学力向上を狙っていく大切さを学ぶことが出来ました。私は教師になった際、研究授業等で気合いを入れ過ぎてしまいそうなので、この「味噌汁・ご飯の授業」をしっかり心に留めておきたいです。

 3回の模擬授業をして数えきれない程多くのことを学ぶことができました。本を読んだり、講演を聞いたりすることも勿論大切ですが、実際に授業を通して学ぶことの大切さ、その価値を身に染みて感じることができました。あと数回のゼミで終わってしまいます。そう考えると大変寂しいですが、残りのゼミでも多くのことを学んで、自分の力にしていこうと思います。

 玉置先生、5期生の皆さん本当にありがとうございました。これからもよろしくお願いします。(大久保)

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