研究室日記

5月13日教師力アップセミナー(佐藤正寿先生)での学び (澤本・安藤・久保)

公開日
2023/05/25
更新日
2023/05/25

学生の学び

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【澤本】
 こんにちは!8期生の澤本です。今回は5月13日に行われた第1回教師力アップセミナーについて記事を書いていきます。

 今回は佐藤正寿先生のGIGAスクール構想を意識したこれからの社会科授業づくりについての講演でした。

 私が一番印象に残ったことは「答えは見せない、示さない」ということです。社会科で次時でコンビニ調査を行う際、前時ではいかに子どもが「行きたい!、調べたい!」と思えるかが重要です。そこで佐藤先生は一部を隠した状態でおにぎりのとなりに売られているものは?と聞かれていました。隠さずに「おにぎりのとなりにはこんなものがあるね。今度の授業で調べに行こうか。」と終わらせてしまっては子どもの追究したい気持ちを引き出すことができず、意欲的に取り組むことができません。答えを示してしまった時点で子どもの主体性がなくなり調べなくなってしまうことが分かりました。
 
 一部を隠すといった工夫をするだけで子どもたちは「飲み物だよ」「麺じゃない?」と自分の経験から語りだし、クラス全員で同じ課題をもち、わくわくした気持ちでコンビニにいきたくなるなと思いました。(実際私自身、何があるのか気になり、帰りに寄ったコンビニではあたたかい飲み物が売られていました)授業において、いかに子どもの追究したい気持ちを高められるかが重要であり、意識していきたいです。

 今回は、今年度はじめてのセミナーでした。多くの先生が休日にも足を運び、学ばれている姿を見て、運営側として参加させていただける状況がとてもありがたいことだと改めて感じました。9期生ともコミュニケーションをとる貴重な機会であるため、交流を深め、玉置ゼミ生として全体で学び合っていきたいです。(澤本)


【安藤】
 こんにちは、玉置ゼミ8期生の安藤です!

 5月13日、第1回教師力アップセミナーに参加させていただきました。今回は佐藤生樹先生が】ご登壇されました。テーマは『GIGAスクール構想を意識したこれからの社会科授業づくり』です。さっそく学びをまとめていきます!

 セミナーを通して授業で大切なこと、それは「子どもの学習意欲を高めること」だと実感しました。そのためには教師がたくさんのアイデアを持っていなければいけません。
 
 佐藤先生はICTを色々な方法で活用されていました。調べ方、比較の仕方、意見の共有など子どもが選択する機会がたくさんありました。答えを与えることが教えるということではないと実感しました。子どもが自分で答えを見つけていく過程に、子どもたち自身が扱う課題や調べる手段を選択したり、学びへの意欲を引き出す小さなきっかけを仕組んでいくことが教えることだと思います。
 
 私はまだまだアイデア力が足りません。子どもがキラキラして学びに向かえるように、常に学びのアンテナを高く張ってアイデアを増やしていきます!そしてお会いした先生方や玉置ゼミの先輩方の温かい人柄、言葉選び、心配りに感銘を受けました。玉置ゼミの名に恥じぬよう、教師としての学びも人間性の面も磨いて参ります!!

 運営委員と言いつつも、学びあり、刺激ありの濃い時間になりました。本当にありがとうございました。第二回教師力アップセミナーも尽力いたします!よろしくお願いいたします。(安藤)


【久保】
 5月13日の第1回教師力アップセミナーに参加させていただきました。佐藤生樹先生がご登壇され、テーマは『GIGAスクール構想を意識したこれからの社会科授業づくり』でした。今回学んだことを記事にしていきます。

 私が特に興味深く思った内容は教育DX・SAMRモデルと協力的な学びについてです。世の中がどんどんデジタル化されていく中で、学級経営のDX・学級日誌の使い方が問われている場面がありました。ある参加者の方は、すべてをデジタル化し管理している方もいらっしゃいました。私のころは、紙で書いていたのに今では一つのコミュニケーションツールとしてクラウドなどで共同編集をしたり、コメント交流していたりとDX化が大きく進んでいることを知りました。

 ここで佐藤教授が、「デジタル技術であり方が変わる。実践者ならあり方を変える」と仰いました。この言葉は、今後デジタル化が進んでいく教育現場の中で肝に銘じる必要があると思いました。なので、あくまでもICTの活用は目標達成の手立てとして利用し、目的ではないことを改めて認識したいです。

 GIGAスクール構想により、教師も多くのデジタル化を要求される場面があると思います。しかし学びの本質は忘れずに、常に子供から引き出せれる教師になりたいと感じました。

 今回が初めての教師力アップセミナーでした。運営側としてしっかりと責任を持ち、吸収できるものは、どんどん吸収していきたいです。(久保)