研究室日記

10月9日教師力アップセミナーでの学び(小林・古川・荒木)

公開日
2023/10/28
更新日
2023/10/28

学生の学び

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 こんにちは。9期生の小林美稀です。
 今回は、教師力アップセミナーで野口芳宏先生のご講演から学んだことをまとめます。

 私が今回のセミナーで一番印象に残っていることは、「授業の本質は『学力形成』にある」という言葉です。野口先生は、人格形成は教育の本質であり授業の本質ではない。学びは楽しまなくてもいい、授業は楽しくなくてもいい、学力を形成できればいいと仰っていました。

 確かにそうかもしれないと思いました。授業をいかに楽しく、子どもたちの心を掴むものにできるかはとても重要だと思います。しかしその目的は学力形成です。授業が楽しくて、子どもたちの心を掴めたとしても、学力が形成されなければ授業の意味がありません。私は、学力を形成するとともに、その学びへの興味関心が続く授業を目指していきたいと思いました。

 また国語科の授業に関して、語彙力を国語の授業で伸ばすには、チャンスを活かすことが大切だということを学びました。野口先生は、新しい言葉は反対の言葉を教えるチャンスだと仰っていました。一つ新しい語彙を学ぶたびに、二つ三つと新たな知識を得られたら、子どもたちにとって何倍も価値のある授業になるだろうなと思いました。私は、現代は子どもが辞書を引く機会がほとんどないと考えています。実際に教育実習で辞書を引く活動を取り入れた際に強く実感しました。辞書を引く機会を増やすための努力をするよりも、野口先生が説明されていた「チャンスを活かす」ような、新たな方法で子どもたちの語彙力を伸ばす方法を考えていきたいと思いました。


 こんにちは!9期生の古川です。今回は、第4回教師力アップセミナーでの野口芳宏先生のご講演を通して学んだことをまとめていきます。

 私が1番印象に残っているのは、

「全員参加する授業は立場を決めることが重要である」

という言葉です。子ども1人1人が当事者であり、意見を持つことが大切です。◯なのか×なのかノートに書かせたり、なんでもいいから予想を書かせることが全員参加の授業になると説明していました。この話を聞いて、自分の立場を決めることの必要性を感じさせられた。ただ単にグループワークをして全員が参加しているようにするのも大事かもしれないが実際はもっと最初の段階で1人1人が立場を持つことがその後の活動に繋がり必須であると気づかされました。

 中学校実習では、どんな子でもまず立場を決めることを意識して取り組んでいきたいと感じました。基礎的なことかもしれませんが授業の本質である学力形成につながることであり、生徒が主体的な学びに繋がってくると学びました。

 大学での講義があり、第3部のチャットを活用した野口先生から学び質疑応答から参加させていただきましたが本当に学びの多い時間でした。私たち若い世代に向けて、野口先生から「根本・本質・原点を大切に」というお言葉をいただきました。この言葉を忘れず、これからも活動していきたいです。

 玉置ゼミで活動していると毎度耳にする「野口芳宏先生」。念願であった野口先生の講演を聞くことができて本当にいい経験をすることができました。野口先生、玉置先生、ありがとうございました。(古川)


 こんにちは、9期生の荒木です!!私も教師力アップセミナーでの学びをまとめたいと思います。

[授業の本質は学力形成]
私が1番印象に残っているのは「授業の本質は学力形成」という言葉です。
 教育実習を終えて、私が印象に残っている子どもの姿は、キラキラした笑顔で楽しく学ぶ姿でした。子どもたちが楽しんで学んでくれる姿は教員側にとっても嬉しい姿です。しかし、「楽しむこと」が1番の目的ではありません。

 授業を色んな角度から見るほど、軸がぶれそうになりがちですが、「何が根本、原点、本質なのか」を常に考えることが必要だと学びました。

[新しい言葉…反対語を教えるチャンス]
 「国語教材で新しい言葉が出てきたら、反対の意味の言葉を教えるチャンスだ」という言葉が印象的でした。注意して聞いてみると、野口先生は、授業の色んな場面で反対語を用いた説明をしていました。
 
様々な反対語を知ることで、新しく習う語に対する理解やイメージが深まり、ただ文を読むだけでは見えなかった世界が広がっていくようでした。
 
 私が小中学生の時は、教科書の新しい単語ばかりが並んだ文章を見ると、「読むのが難しそう」「また覚えないといけない単語が増えたな、いやだな」という気持ちになっていました。しかし、反対語という既存の知識からつなげて新しい単語を知ることはとても楽しく、自分の世界が広がったようで、前向きな姿勢で学びに向かうことができる他、記憶にも残りやすいと感じました。
 
[野口先生の話術]
 今回の講演は学びあり笑いありのとても楽しい講演でした。間や言葉の抑揚を効果的に使って聞く人を惹きつける野口先生の話術は、見習いたいポイントが多くありました。今までは話す内容ばかりを意識していましたが、話し方がここまで聞き手に与える印象を変えるものかと驚き、意識していかなければと思いました。

 あと1週間で中学校教育実習が始まります。不安が大きいですが、今回の講演での学びや小学校教育実習での反省を活かし、全力で挑みたいと思います!素敵な学びの機会をくださった野口先生、玉置先生、ありがとうございました。(荒木)