研究室日記

2023年11月4日仕事日記

公開日
2023/11/05
更新日
2023/11/05

仕事日記

 早朝から昨晩の芝田&山本&松井先生らとの「わかる!楽しい!中学校数学授業のネタ110」(1年〜3年)の原稿割り当て会議を受けて、データ整理。整ったのでグループチャットで連絡。

 本日、岐阜じゅうろくプラザで行う道徳授業の最後の検討。時間が来たので家を出て、8時20分地元駅乗車。犬山で取り換えて岐阜駅へ。電車の中でも発問最終検討。その結果、発問修正。徒歩で会場へ。9時30分到着。山田貞二先生、龍崎忠先生と簡単な打ち合わせ。

 10時から講座「いのちの授業を体験的に学ぶ」開始。主催者挨拶の後、僕が模擬授業。題材は戦場特派員であった山本美香さんが書かれた「戦争を取材する」。山田先生に以前に助言をいただいた問いを生み出してそれを話し合う展開の授業を試みる。自分としては、この授業の流れに手ごたえを感じることができた。

 その後、山田先生の進行で会場から感想や質問をもらい、龍崎先生や山田先生が授業の価値づけ、今後の在り方など、実に有意義な話をしていただけた。授業をした自分としては大満足!こんな幸せなことはない。

 村松さんの卒論助言をした後、参加したゼミ生15名に感謝の気持ちを込めて、軍資金を提供(笑)。午後はオンラインセミナー参加を予定しているので、会場を出る。帰宅。

 ある方がFBに僕の今日の授業について、次のように書いていただけた。

 自分が目指す道徳の授業と似ているところを感じ、子どもはこうやって授業を参加しているんだと感じました。玉置先生の授業はとても心地いい授業でした。困り感などなく子どもと同じ目線で一緒に考える教材を通して一緒に考えていく姿勢がすてきでした。そんな、自分が意見を言える身ではないですが、子どもの目線になることを常に忘れずに自分もやらねばと思いました。

 ゼミ生の安藤さんもさっそく次の感想を届けてくれた。

 今回もありがとうございました!玉置先生の授業を受けてとても勉強になりました✏️

 玉置先生が仰っていた【指導書とねらいが違う・子どもたちが問いをつくって進めていく授業について】今回の授業を受けて私が思ったことを書いてみました!

 私は玉置先生の授業に入り込んで受けていました。これは今回の玉置先生のやり方が有効だったからだと思います。特に自分たちの疑問に思ったことを考え、最後自分の生き方を振り返ったことで、最初から最後まで授業に入り込めました。

 指導案の最後の発問を見ました。「真実を追い求めようとするとき、どんなことが大切か?」という発問でした。正直、子どもがこの発問を考えて終わってしまうと思いました。そこから子どもが自分事として捉え、今回考えたことを生かしてどうしていきたいのか、子ども自身の考えをもつ所まで必要だと思います。そのためには玉置先生の「自分の生き方にどう生かす?」という発問の方が子どもの中にスッと落ちていくのではないかと授業を受けて感じました。

 そして問いを子どもたちで作っていく、ということは難しいことです。しかし、あらかじめ発問を考えておくより、はるかに子どもが授業に引き込まれて考えが深まると思いました。レールを敷いて発問をつくっておく方が安心もできるし、イメージが付きます。しかし、授業は”子どもありき〃です。なので無理に発問をつくって誘導するより、玉置先生のように子どもから疑問をひき出し、深堀り・追及していく中で考えを深めていく方が良いと思いました。

 ただ、実践するとなると私は玉置先生のように授業名人ではないので授業を進められるか少し不安というのも本音です(笑)


 こうした感想が届くと、苦しんだ甲斐があったなあとつくづく思う。そして、やはり授業ほどいいものはないと強く思う。

 一番聞きたかった奈須先生の講演は聞くことが出来なかったが、14時ごろから16時30分の終わりまで、多くのデジタルシティズンシップに関する実践を聞く。特に後半の発表が興味深かった。

 17時39分地元駅乗車、小牧駅から徒歩でNon Nameというお店へ行く。18時から、3人でここでは紹介できない(笑)濃厚な話し合い。方向性もはっきりして意義ある話し合いができて満足。タクシーで帰宅。あとは例によって記憶なし。

 研究室HP記事は、10月30日に一宮市立瀬部小学校への訪問した安藤さんの記事。ますます授業を見る目を高めてきている安藤さんの学び。ぜひご一読を。