2025年1月24日仕事日記
- 公開日
- 2025/01/25
- 更新日
- 2025/01/25
仕事日記
早朝から1月28日訪問の義務教育学校下市町立下市あきつ学園での講演プレゼン作り。過去の訪問時のプレゼン、送られてきた資料などをもとに、当日の授業動画を入れ込むことを想定してのプレゼンづくり。4時間ほどかかって完成。学園に送付。愛犬散歩。
11時ごろ家を出て、東員町立東員第一中学校へ向かう。学校付近に来たので昼食。メール対応などで時間調整。12時40分ごろ学校着。校長先生、研究主任と懇談。今日の授業公開までの過程をお聞きする。
13時15分から1年生数学授業参観。平面図形単元の「基本の作図」をもとにして「75度の作図を考える」ことが課題。とても面白い課題で、いわゆるジャンプの課題。基本の作図の復習は短時間に終えて、今日の課題へ。グループで考えながら、75度の作図法をいろいろと出す展開。徐々に教室が温まり、あちこちでいろいろな考え方が聞こえてくる教室。わからないとつぶやいている仲間に一生懸命教えている姿もあちこちであった。ただし、板書に基本の作図のキーワードが書かれてあると、それを使って学び合いがさらに進むのに・・・と、子どもたちの姿から教えてもらった。教室で共通語が使えるようにしておくことの重要性を認識。びっくりするような考え方も披露されて授業終了。
校長室で動画整理。何を伝えようかと悩みながらのプレゼンを再整理。みなさんによる研究協議開始。いつものことだが、先生方の気づきの質の高さに感心。子どもの名前を出しながら、教材の本質、より良い授業展開についての話し合いがここまでできる教師集団はなかなかない。「自分の教科ではないので・・・」といった他者目線はない。事前に模擬授業をして今日を迎えていることもあってのこと。
僕は研究主任からの依頼もあって、「ペア活動・グループ活動の意義を考える」と題して30分間話す。冒頭に「ペア活動やグループ活動をすることが目的であってはいけない。一人一人の子どもの力を伸ばすためにすることを確認しておきたい」と強調して、子どもたちに学び合いの価値を自身の言葉で伝えているかを問いかける。他校の動画を見せながら「さらに子どもたちを高めましょう」と呼びかけて終了。
校長室で改めて振り返り。来年度も関わってくださいと依頼を受ける。こんな有り難いことはない。スケジュールを見ながら訪問日を決める。そろそろ来年度の引受けも限界近くになってきている。皆さんに感謝しかない。「教師は持前の知識でその日その日をやっと暮らすことができる危険な職業です」という大村はまさんの言葉を思い出す。講演プレゼンは過去のものを活用できることは確かにあるが、依頼に応じて、学校が目指しておられることや悩みをできるだけしっかりお聞きして講演や指導助言をしたい。そうでなければ要請はなくなると肝に銘じる。
帰宅。事前に予約をいただいている学校や行政から日程が決まりました、とのメールがいくつか届く。さっそくスケジュールに入れ込む。なんとか対応できている状態。来週訪問の犬山市立犬山中学校の指導案等を見て、話すことを考える。
研究室HP記事は、1月20日江南市立古知野中学校での学び(齋木)を発信。授業を見た感想が率直に記録さている。授業を見る力がついてきていることがわかる記事。