【西尾・西野町小】Webの情報を判断し、有効に利用する力を育てていきたい
- 公開日
- 2009/10/05
- 更新日
- 2009/10/02
愛知1200校の取り組み
予期せぬWeb情報に出会ったときには、学校では、i—フィルタを導入しているので、有害サイトに出会うことはかなり減少されている。しかし、学校以外で児童生徒が有害サイトに出会ってしまうことも考えられるので、出会った場合の対処の仕方を含めて指導を行った。本単元では、インターネットのサイトにある学習用の教材や教師作成の教材を使用し作成した検索ページを用いて授業を行ったが、児童は大変興味を持ち、いろいろなサイトにアクセスしている姿が見られた。しかしその中で、予期せぬサイトを開いてしまった児童もいた。ふりかえりカードから、予期せぬWeb情報に出会ったとき、“すぐに前のページに戻る”“ブラウザを閉じる”などの対応をすることで、容易にWebサイトから離れることができること、また、個人情報を子どもだけで打ち込んではいけないことを本時の授業からまとめることができていた。
その後のインターネットを使った授業を見ていると、インターネットモラルを勉強する前に比べて、「今このサイトが自分に必要なところなのか」を考えながら検索できる児童が増えたように感じる。しかし、調べ学習などに全く関係のないサイトを見つけ、その情報を追い求めることに夢中になってしまう児童もいる。Webの情報の中には、興味関心を引くものがたくさんある。しかし、おもしろそうな情報を追い求めることに夢中になってしまうと、時間をいたずらに浪費してしまうので、そのことに気づかせる指導が必要である。また、おもしろいかどうかではなく、その情報が自分にとって必要か・不必要かという判断でWeb情報を利用していくように指導していく必要がある。学習活動の中でWebを利用する場合に、何が知りたいのかという目的をもって利用することを習慣づけることで、Webの情報を判断し、有効に利用する力を育てていきたい。