【豊田・松平中】「道徳の授業とコンピュータ室での疑似体験」
- 公開日
- 2009/10/07
- 更新日
- 2009/10/07
愛知1200校の取り組み
小中学生の中でブログや掲示板でのトラブルが多い。中学生になっても、頭ではわかっていても、自分の行動をコントロールできないということがある。そこで、道徳の授業でビデオ教材を使いブログについて考えさせた後、コンピュータ室でブログを書く「疑似体験」を行い、言行の一致する生徒を育てたいと考えた。
1時間目
「春野家ケータイ物語」を視聴し、ワークシートを使いながら、「ブログ」で気をつけることを学習した。「人の悪口は書かない」「無許可で個人情報をのせない」「著作権に気をつける」「うそを書かない」などほとんどの生徒がブログで気をつけることをワークシートに書き、発表することができた。
2時間目
コンピュータ室で「スタディノート」というソフトを使って「ブログ」を作る体験をした。生徒が使用するIDをくじで決め、誰が書いているか分からない状態にして「ブログ」を書かせた。
3時間目
コンピュータ室で「スタディノート」を使って作った「ブログ」をお互いに評価させた。「よいブログ」「悪いブログ」を理由も含めて発表させた。道徳の授業では、「個人情報」や「うそ」「悪口」を書いてはいけないと言っていた生徒が、実際に「ブログ」を「匿名」の状態で書かせると違反していることが目立った。他の生徒からの指摘で気まずそうな顔をしている生徒が授業感想で「(悪いと)わかっていても面白がってやってしまって(自分でも)驚いた」という感想を書いてきた。