【県立成章高等学校】情報化社会の光と影の学習
- 公開日
- 2010/01/13
- 更新日
- 2009/12/29
愛知1200校の取り組み
本校では、1年次の教科情報の授業で、NHK『クローズアップ現代 新情報革命“クラウドの衝撃”』をビデオ鑑賞し、進化し続ける情報機器や情報システム、コンピュータの性能が、自分たちの生活にどのような影響を与えているのか学習しました。そのうえで、情報機器の利用方法について使い手としてどうしていくべきなのかを考え、文書作成ソフトを使用してレポートを作成する授業を行いました。
題材の内容が難しいため、ビデオ観賞後に講義の時間をもうけ、ビデオでは詳しく語られない、情報機器やコンピュータの進化の過程や私たちの生活への影響を説明し、生活を豊かにしてくれた部分があると同時に、プライバシーなどの他人との向き合い方や、人間としての能力を低下させていく部分があるなど、多くの問題点があることを解説しました。
生徒たちには、この授業を通じて『便利になるということは、同時に何かを失っていくことでもある』ということに気づき、便利な情報機器やコンピュータは「ただ使用できるかできないか」が重要なのではなく、「使用するとどのような影響があるのか」という、先を見通すことや裏にある問題点まで考えることが大切だと感じてもらえたと思います。