【春日井・坂下小】「フィッシングサイト」の授業を行いました
- 公開日
- 2010/03/16
- 更新日
- 2010/03/16
愛知1200校の取り組み
春日井市立坂下小学校では、6年生においてフィッシングサイトについての学習を行いました。今では、家庭でもインターネット通販などを利用する家庭が増えている反面、年々巧妙化するフィッシングサイトに対しての知識はあまり普及していません。
安全な環境下で、実際に既知のフィッシングサイトを閲覧してみたり、スパムメールのリンクからフィッシングサイトへ誘導されていってしまう様子を観察したりしました。
その過程で危険なフィッシングサイトに対してWEBブラウザが警告してくれる機能を持っていたり、一部のアンチウィルスソフトにも高度な、フィッシングサイトを警告する機能があることを学びました。
基本的な対応として
○個人情報を入力する前に、そのサイトが本物であることを確かめる
○URLが本物であることを確かめる
○利用しているWEBブラウザやウイルス対策ソフトに対策機能がある場合はそれを有効にする
○メールに書かれているリンクを安易にクリックしない
といったことも確認しました。
学習をした児童の感想のいくつかをあげると、
「本物のショッピングサイトと区別がつかないような偽サイトに驚きました。」
「被害を受けると、お金を失ったりして損害が大きいとわかりました。」
「信頼して使っている検索エンジンの広告に一種のフィッシングサイトが表示されるなんて、今まで想像もしてなかった。簡単に信じてしまったらいけないと思います。」
「大人になったらクレジットカードなんかも使うと思うけど、便利だから気軽に入力して買い物する前に、セキュリティーのことを考えないといけないと思いました。」
「興味本位で、メールのリンクをクリックしたり、都合のいいことばかり書いてあるメールを安易に信じたりしては怖いと思いました。」
などがあり、ウィルスやワームなどのインターネット上の驚異と同様にフィッシングサイトについても危険なものであることが理解できました。
WEBショッピングサイトの将来のユーザーである児童とともに、機会を捉えて家庭にも啓発していけるチャンスを作ることができたらと考えています。