【岡崎・矢作北中】情報メディアを活用して、分かりやすく内容を伝える授業
- 公開日
- 2010/10/27
- 更新日
- 2010/10/27
愛知1200校の取り組み
岡崎市では、小中学校の全普通教室に50インチ大型デジタルテレビとノートパソコン、教材提示装置などが設置され、ITCを日常的に活用した授業の実現に向けて大きな一歩を踏み出している。そこで、これらの環境をいかして生徒が学ぶ楽しさを実感し、確かな学力をつけられればと考え実践を行った。
実践は、3年生社会科公民の第3章「現代の民主政治と社会」の単元「選挙のしくみと課題」で行った。導入は、生徒が事前に「投票率を上げるために」というテーマで調べ考えてきたリポート発表の時間とした。テンポよく効率性を出すために、教材提示装置でリポートを提示しながら発表させた。実物を見せることで、他の生徒にはまとめ方の学習にもなった。次の、選挙内容を扱う場面では、実際に参議院選挙の最中だったので、最新情報をインターネットで検索して大型テレビに映し出して解説を行った。生徒にとっては、教科書でやっていることと実際の出来事を一致させることで理解が深まったようだ。授業者の立場としては、手軽に調べた情報を活用できる便利さはありがたかった。学習のまとめでは、日本の選挙制度のしくみや国会議員の一日など映像で分かりやすくまとめているDVDを視聴させた。
今後とも、整備された環境をいかした日常的なICT活用によって、子どもたちが学ぶ楽しさを実感し、確かな力をつけていける授業を広げていきたい。