本校の３年生は、個人情報について理解を深める実践を行いました。
　３年生は、５月ごろからインターネットを使って調べ学習を行っています。インターネットを活用し、幅広く調べる力が身に付いていくにつれて、インターネット上の危険と出会う可能性も高くなっていきます。そこで、今回は、情報モラルサイト「ＩＡ　ＪＡＰＡＮ」を活用し、個人情報が何かを知り、それを危険から保護する大切さについて学んで行くことにしました。
　インターネットを使う際に注意することについて児童にたずねると、時間を決めて使う、電源を切るなどの意見が出たことから、健康面に配慮した意見や個人情報の流出防止につながっていくような知識をある程度持っていることが分かりました。しかし、大人の許可なく、自分の名前や住所などを教えてはいけないという意識は、あまり持っていませんでした。そこで、「ＩＡ ＪＡＰＡＮ」のサイトを見ることで、名前や住所が悪い人に伝わってしまうと大変なことになってしまうんだという意識を子どもたちは獲得することができました。そこから、個人情報には電話番号や誕生日も含まれるということに、子どもたちは自ら気が付き、個人情報が何かを知ることができました。さらに、どうしても個人情報を教えなくてはいけない場合には、「大人の人に聞いてから教える」という意識も持つこともできました。