【豊明・舘小】パソコンや携帯電話でインターネットを使っていると起こるトラブルについて学習しました
- 公開日
- 2010/11/30
- 更新日
- 2010/11/30
愛知1200校の取り組み
本校の高学年の児童は,「家庭でインターネットを利用できる環境があり,本人が日常的に利用できる」という割合が50%ほどである。あわせて「自分用の携帯電話を持っている」割合も20%程度あり,メールのやりとりによるトラブルもまれに耳にする。情報モラルについては,昨年度までは、県警に講師を依頼して授業を行うなど,日ごろから児童への働きかけを行っている。本年度は,「インターネットを使っていると起こる困ったこと」をテーマに4・5・6年生を対象に授業を行った。
授業に際しては以下(写真1枚目)のようなワークシートを準備した。
児童が学習する教材として,以下の3つのインターネットサイトのリンクを,ワークシート上にリンクを張ったものを使用させた。
○インターネットを利用するためのルールとマナー集(出典:財団法人インターネット協会)
○情報モラル研修教材(出典:独立行政法人教員研修センター)
○情報モラル学習教材(出典:兵庫教育大学大学院技術科教育研究室)
児童は2人1組になり,準備した教材を開いて話し合いながら学習を進めていた。(写真2,3枚目)
1時間単位の授業であったが,多くの児童は気をつけなければならないことへの記入がなされていた。記述された内容は,電話番号やパスワードなどの情報管理に関すること,メール使用時の顔が見えない相手への気配りに関することなど,さまざまであった。また,危なかったと思ったことには,「課金されそうなサイトへ入りそうになったことがある」「親に言わないで入ったことのないサイトに入ってみた」など一つ間違えば大変なことになっていたかも知れない事例もあった。
授業を実施してみて,児童のインターネット利用は想像以上に進んでおり,トラブルがいつ起きてもおかしくない状態であると感じた。児童が「困った」と感じた時,相談できる存在になることが大切であると思った。