i-モラル日記

【豊田・益富中】生徒・保護者を対象とした「学校NO携帯集会」の実施

公開日
2010/12/01
更新日
2010/12/01

愛知1200校の取り組み

1 情報モラルに関する本校の現状
・携帯電話についてのアンケートを生徒向けに実施し、携帯電話使用の生徒の実態について、生徒指導部を中心に把握している。
・「学校NO携帯集会」を保護者・生徒対象に実施し、学校NO携帯宣言の主旨や本校生徒の携帯電話利用の実態を紹介するとともに、改めて「我が家の携帯ルール」について家族で考える機会を設けた。
・1年に1回以上、現職教育において、情報モラルについての研修を行っている。
・チェーンメールなど、情報モラル関連の問題が発生した場合、各集会や道徳等の授業において生徒への指導を随時行っている。
2 実践
(1)授業・活動の様子(「学校NO携帯集会」について)
・テ ー マ 「安心!安全!情報モラル」
・設定理由  本校の実情を知り、携帯電話の正しい使用方法やモラルを学び、携帯電話を持っている生徒も持っていない生徒も安心して利用できる知識を得る機会とする。また、保護者には他の家庭のルールや生徒の実態を知ることで、安全に利用する方法や家庭の携帯ルールを改めて考えていく機会とする。
・内容
校長の話
本校の現状報告
劇団笑劇派による情報モラルに関する劇『携帯するなら安全に』上演
『とよたの「学校NO携帯」宣言 こどもを守る11(いい)指針』紹介
(2)生徒の反応や様子(集会を終えての感想)
・1日に3時間も携帯を使っている人がいてビックリした。自分が持つとしたら、自分でルールをちゃんと守って使いたいと思います。(3年男子)
・親とルールを決めていないので、一度話し合ってみる必要があるかなと思いました。たまに長く使用してしまうので、意識しなければならないと思いました。(2年女子)
・携帯1つで危ない目にあったり、お金を取られたりするんだなって思いました。私の家はルールがないんだけど、ちょっとしたことでいいから、ルールを決めて、携帯を使いたいです。(3年女子)
・僕は携帯を持っていないので、イメージがわかなかったけど、いつか持つときは家族とルールを決めたいです。また、学校に持ち込まないようにしたいです。(1年男子)
 たくさんの生徒が携帯電話について真剣に考える機会とすることができた。この集会後には、保護者から生徒間の携帯トラブルの情報が入り、実際の指導に生かすことができた。
3 成果と今後の課題
 本校では5割弱の生徒が携帯電話を所持していないため、学校NO携帯集会で笑劇派による新喜劇を実施したのは、そういった生徒の興味を引くことができ、分かりやすさも大変好評であった。今後の課題は、情報モラルの生徒指導については、一部詳しい教員に頼りがちになる傾向があるため、全教職員で最新の情報モラルについて定期的に学習していく必要がある。また、情報モラルに関するカリキュラムの計画がまだ不十分であるため、各学年の実態に応じた指導計画を確立していくことが必要であると考えている。

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