５年生では、学級ごとメールに関わる事件やその被害について調べました。インターネットで総務省のインターネットトラブル事例集などを使って調べ、いたずらメール・迷惑メールや、架空請求など、さまざまな問題があることがわかりました。「どうして、そんな被害にあうのかわからない」「何かミスがあるはずだから、その人が悪い」などと言っていた子どもたちですが、具体的に事件を見てみると、大丈夫だと思って登録した個人情報が悪用されたり、自分のアドレスに届いたメールに情報を送り返してしまったりしたことが原因だということがわかりました。注意していても被害に遭ってしまうこともあり、メールを安易に使うと大変なことになることがわかりました。
　これらのことを知った児童は「自分はもちろん、他の人の情報もむやみに書き込まない」などと確認しあい、個人情報の扱いに対する危機意識が高まりました。