5年生のある学級で携帯電話を持っているか否かを聞いたところ、2名の児童が携帯電話を持っていた。また、10名近くの者が持ちたいと答えた。
　携帯電話は、便利な機能やサービスにより、通話はもちろん、メール、カメラ、インターネット、コンビニでの買い物、駅の改札等々、我々の生活を豊かに楽しくすることができるツールである。しかし、長時間の通話やインターネット使用による高額な料金支払い、架空請求メール、ワンクリック詐欺メール、チェーンメール、掲示板への悪質な書き込み等々、様々な問題も数多く発生している。
　授業では、まず、携帯電話は大変便利で、我々の生活を豊かにしてくれるものであることをおさえた後、使い方次第で、様々なトラブルに巻き込まれ、被害者にも加害者にもなることを簡単な事例をもとに学ばせた。しかし、学級で2名しか携帯電話を所持していないという5年生の児童にとって、携帯電話のトラブルはまだまだ未知の事柄であり、理解しにくい内容でもある。そこで、東京書籍学習コンテンツメニュー豊川市版・小学校総合「情報モラルコンピュータ」を利用することにした。様々なトラブルを分かりやすく説明したアニメーションを視聴した後、確かめクイズに取り組ませた。
　授業を通して、携帯電話をルールやマナーを守って、正しく活用していこうとする心をもたせることができた。
（授業感想）
　私は、携帯電話を最近買ってもらったばかりです。携帯電話はインターネットができたりしてとても便利だけど、その裏で、ワンクリック詐欺やチェーンメールなどの悪い点もたくさんあることが今日の授業で分かりました。まだ、買ってもらったばかりなので、チェーンメールなどは来ませんが、知らない迷惑なメールはたくさん来ます。これから使うときは、使いすぎないように、そして、変なのには手を絶対出さないようにします。