i-モラル日記

【豊田・飯野小】 4年「著作権」

公開日
2011/03/01
更新日
2011/03/01

愛知1200校の取り組み

 北京オリンピック前にドラえもんなどの偽キャラクターで話題になった、中国の国営遊園地のニュースを取り上げ、小学4年生を対象に「著作権」について学習した。
授業の始めに著作権について確認したところ、「著作権」という言葉を聞いたことがある児童は約3分の1、なんとなくでも意味が分かる子はわずか2名であった。
 そこで、まず偽キャラクター(コピーを含む)商品の販売を例に挙げ、著作権をもっている側の被害の大きさを考えることで、安いからと安易に購入したり、コピーしたりしてはいけないことを学習した。次に、友達のデザインを盗んで自分の作品としてコンクールに出品し、賞を受けるという例を挙げ、その行為の善し悪しを考えることで、人の物だけでなく考えを盗むこともいけないということを学んだ。しかし、まねる(見習う)ことと盗むことの線引きが自分自身の中でも明確な基準をもっていなかったため、ややあいまいに終わってしまった。
 授業後の子どもたちの感想を読むと、「コピーを売るのはいけない(ずるい)と思った。」「人の考え(アイディア)を盗むのもいけないとわかった。」といった感想が多くあった。