【安城・安祥中】「資料を生かし、校内に広める情報モラル教育」
- 公開日
- 2011/03/01
- 更新日
- 2011/03/01
愛知1200校の取り組み
〔2年の実践〕
2年生の中でインターネット掲示板への書き込みトラブルが起き、正しい利用方法について考える必要があると感じた。そこで、情報モラル教材「春野家ケータイ物語」を利用し話し合いを行った。まず、ネット掲示板に書かれた内容を見たときの気持ちについて、「誰が書いたのだろう」「何でぼくが書かれなきゃいけないの」などの考えが聞かれた。責任ある情報発信をするためにどのような書き込みをすべきか話し合いを行ったところ、「みんなが喜べること」や、「人を傷つける内容は書き込まない」などの意見が出てきた。今回の話し合いを通して、多くの生徒が使用しているネット掲示板の使い方について考えることができた。
〔3年生の実践〕
アンケートをとったところ、ブログは個人の意見なので何を書いても問題ないと考えている生徒が多かったため、今後生徒自身が情報を発信する際、友人の悪口やうわさ話、個人情報などを発信してはいけないことを理解させることが大切だと考えた。まずブログを見せ、ブログについて理解させた。次に本資料〔広教B−09わたしの日記なのに〕を提示し、自分のブログに友人の情報を載せてしまったことについて話し合いをした。「自分の思いを書いただけ」「みんなに伝えたのと同じ」などの声が聞かれた。また、電話番号まで載せてしまったため、被害にあってしまったことから、危険性についても考えさせた。生徒からは「考えて書かないと人を傷つけてしまうことがわかった。」「見ず知らずの人に住所や電話番号を教えると怖い目に遭うのがよくわかった。」などの声が聞かれた。
自分専用のパソコンや携帯電話を所持する生徒が多くなってきているため、責任をもった発信や相手の気持ちを考えることができるように、これからも指導していく。