著作権についての知識については、ほとんどの児童が全く知らなかった。そのため、「好きなキャラクターのノートを作成しよう」の目標を提示すると、児童は好きなキャラクターのインターネットサイトを開き、使いたい画像や写真を次々とコピーし、自分のノートに貼り付けていった。
　完成した作品を友達に紹介した後、担任から「著作権」という権利があること、自分たちの行動は著作権法という法律に違反し、著作者の権利を侵害していることにつながっていることを聞いて、驚きを隠しきれなかった。
　情報教育指導員から、インターネットの文章や絵・動画などを使用する場合には、作った人の同意を得てから使うこと、使用した著作物を転写したり、転売したりした場合には、子どもであっても法律違反で逮捕される場合があるので、安易に使うことは避けるようにとの指導を受けた。