【日進・香久山小】ICT社会をよりよく生きる児童生徒の育成
- 公開日
- 2011/03/03
- 更新日
- 2011/03/03
愛知1200校の取り組み
6年生を対象に、「責任ある情報発信をしよう」というテーマで情報モラルの授業を行いました。携帯電話の所持率は中学入学と同時に急激に上がります。本学級でも、「中学生になったら携帯電話を買ってもらう」という児童は半数に上りました。児童は、前年度、携帯電話のメールの使用方法、マナー、個人情報の保護等について学習しました。そこで、今年度は、情報発信という視点で、携帯電話の誤った使い方が生む怖さについて考える授業を行いました。
最初に,学級全員で携帯電話の便利さと怖さについて話し合いました。情報発信の手段としては、ホームページ、BLOGといった手段があることをほとんどの児童が知っていました。また、twitterという言葉を聞いたことがあるという児童も多くいました。
その後、『春野家ケータイ物語・5』を視聴しました。視聴を通して、ホームページやBLOGは、自分の考えやアイデアを多くの人に伝えることができる反面、ルールを守らなければ多くの人に迷惑をかけることに気づくことができました。プライベートな写真を勝手に公開したり、キャラクターの画像を無断で掲載したりすることは、個人の名誉を傷つけ、不快な思いを与え、多くの人に迷惑をかけることを学びました。
視聴後、問題に思うこと、やってはいけないことを話し合いました。情報発信をする時に気をつけなければいけないことやルールについて意見を交流することができました。著作権・肖像権・コピーライトといった言葉とその意味についても教えました。また、一度アップされた情報は、瞬時に無限に複製されてしまうので完全に消去することはできないという、デジタルデータの怖さについても伝えました。
授業後の感想には、「情報を発信するのには、とても責任があると思った。」、「ケータイやインターネットを使うときには、肖像権や著作権をよく考えてから情報発信をしたいと思った。」、「私も、将来、けいたい電話を持つと思うけれど、マナーを守り、他人が傷つかないように気をつけたいと思います。」といった感想がありました。
今後は、情報の信憑性、ネットショッピング、掲示板の使用方法をテーマにした、情報モラルの学習にも取り組んでいきたいと思います。