【刈谷・小垣江東小】メールの問題について考えよう。〜チェーンメールって何?〜
- 公開日
- 2011/06/20
- 更新日
- 2011/06/20
愛知1200校の取り組み
社会の情報化が進み、家庭においてもコンピュータや携帯電話の普及により、小学生でも携帯電話やパソコンの存在が身近に感じられるようになった。本校の5年生にも、携帯電話を実際に持っている子や、母親からメールを見せてもらったことがある子が何人かいた。そこで、将来自分が携帯電話やパソコンを持った時、有効に情報を活用するために、子どもたちにとって一番身近な「メール」をテーマにして、情報モラルについて考えさせていこうと思い、実践に取り組んだ。
最初に「チェーンメールって何か分かる?」と問いかけ、子どもたちの中にはどんなイメージがあるのかを聞いた。出てきた意見は「送った人しか分からないようになっている」や「ロックがかかっているメール」というものが多く、子どもたちの中にチェーンメールの存在があまり感じられなかった。そこで、「事例で学ぶNetモラル」から、チェーンメールについてのストーリーを引用し、子どもたちに読み聞かせ、「もし自分に不幸のメールが来たらどうするか」というテーマで話し合わせた。「転送する」という意見と「転送しない」という意見に分かれ、お互いの理由をぶつけ合い、話し合いが深まっていった。そこで、チェーンメールとはどのようなものかを話し、嘘か本当か分からない情報に惑わされてはいけないことや、チェーンメールが来たらすぐに削除し、自分のところでメールをストップさせることを学習した。
学習後の子どもたちの学習シートには、「チェーンメールがきたら、さくじょする。あと、ぜったいに転送はしない。広まっていくから。」という感想が見られた。子どもたちにチェーンメールについて理解させることができた。