i-モラル日記

【刈谷・日高小】「写真と肖像権」

公開日
2011/10/03
更新日
2011/10/03

愛知1200校の取り組み

 生活科の授業で、デジタルカメラを活用することも多い。デジタルカメラで撮った写真を軽い気持ちで発表に使うことも見受けられる。本校2年生では、情報モラルの学習を進めている。その中で、今回は、1枚の写真で悪意がなくても、他人に迷惑をかけてしまうこともあることを理解させるため授業を行った。
生活科の発表において写真を無断で使用した事例をもとに授業を進めた。その写真に写っていた子にとっては他人に見られたくない写真であり、見られたことで、ショックを受けてしまった。そこで、発表者はどうすればよかったかを子どもたちに考えさせ、話し合いを進めた。
 「どうしてこの写真を使ったか」という発問には、「まあいいや」という気持ちで写真を使ってしまったという意見が多かった。次に、「写真を使われてしまった子の気持ち」を考えさせ発表させた。「いやな気持ち」「かなしい」「はずかしい」「なんでこの写真を出したの」という意見が出された。
 最後に、「どうすればよかったか」という発問には、「この写真を使わない」「違う写真を使う」という意見が出された。
 授業の最後に、他人が写っている写真を使う時の約束事として、その人に、許可を取ることが大切であること、自分が写っている写真を使うことを断ることもできることを伝え、まとめとした。