【小牧・一色小】チェーンメールとは何かを学びました
- 公開日
- 2011/11/22
- 更新日
- 2011/11/22
愛知1200校の取り組み
10月28日に、5年生を対象とした、チェーンメールとはどういうものかと、それを受け取ったときの対応を指導する授業を行いました。
まず、児童の携帯電話の所有率を確認したところ、クラスの3分の1が「自分用の携帯電話を持っている」と回答しました。そのうちの半数以上は家族や友達との連絡のために日常的にメール機能を利用していました。その中で既にチェーンメールを受け取ったことのある児童もいました。
授業では、広島県教科用図書販売会社製作「事例で学ぶNetモラル」を活用しました。「5人に転送しないと不幸になる。最新のシステムによって、メールを止めたら分かる」との不幸のメールを受け取った少女が慌ててメールを転送しようとしたら友人に止められる、というアニメーションを見た後、児童に「もしあなたがこのようなメールを受け取ったらどうしますか」と質問しました。近くの児童と相談させた後に尋ねると、全員の児童が「転送しない」と答えました。「送られた方が迷惑する」「メールを送らなかっただけで不幸になるなんてあり得ない」という理由が出ました。その後、チェーンメールとは単なるいたずらであるということを指導し、アンケートを装ったり人の善意を利用したりするチェーンメールがあることを紹介しました。
授業のまとめとして自分が中学生時代にチェーンメールを友達に送ってしまった時の事を話し、いたずらだと分かっていても不安になって送ってしまいそうになるが、所詮は意味のないいたずらである、という話をしました。
メディアの宣伝効果のためか、子どもたちはこちらの予想以上に携帯電話に興味を持っており、一刻も早く自分専用の携帯電話を持ちたいと言う児童もいます。ゲームやメール、カメラ機能は子どもにとって魅力的なのでしょうが、携帯電話は利用者同士のトラブルを招きかねない道具であるということを、継続して指導していきたいと思います。
【小牧・一色小】資料