i-モラル日記

【豊川・金屋小】掲示板の使い方を扱った道徳の授業

公開日
2011/11/28
更新日
2011/11/28

愛知1200校の取り組み

 本校2年生は、活発な反面、周囲への気遣いができず、みんなで使う物を大切にする心が弱い。そこで、道徳の授業で掲示板の使い方を取り上げ、みんなで使う物の扱い方について考えた。
 資料は文溪堂の「森のけいじばん」を子どもの実態に合わせてアレンジしたものを扱った。誕生日に自転車を買ってもらった主人公が、掲示板にそのことを書いたことから、様々な反応が返ってくる。主人公の気持ちに共感させ、みんなで使う物は、相手のことを考えて、大切に使わなければならないことを考えさせた。
 主人公は掲示板に自分のことを書いたことで友だちから様々なことを言われてしまう。その気持ちとして「書かなければよかった」という振り返りができた。その後、主人公は母親に叱られ、掲示板の文を消しに行く。これも叱られたから消しに行くのではなく、これから気をつけようという気持ちで読み取ることができた。
 その後、体育倉庫が整頓されているわけや、トイレのスリッパをそろえるわけを考え、みんなが使う物の扱い方を確認できた。
 2年生だと、携帯やインターネットなどに直接ふれる機会が少なく、ともすれば現実味の乏しい題材である。子どもたちはその割にはテーマについてよく考えることができていた。しかし、さらに問題意識を持って取り組んでいくためには、映像等、目に見えるものを増やせば、より深く考えられるものになっていったと感じる。今回はICTの活用までは行かなかったが、子どもたちに現実感の乏しい題材だからこそ、積極的にICTを利用した教材開発を進めていきたい。

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