【豊田・野見小】 「勝手に写真を撮ってもいいの?」
- 公開日
- 2011/12/14
- 更新日
- 2011/12/14
愛知1200校の取り組み
3年生の社会科の学習で、大型スーパーへ見学に行った。その際、商品の陳列の様子や、バックヤード、お客さんの写真をデジタルカメラで撮ることにしたのだが、その事前指導として、肖像権についての学習を行った。
肖像権を学習するにあたって、ドコモのケータイ安全教室のDVDを活用した。ほとんどの携帯電話にはカメラ機能が付いており、実際に自分がデジタルカメラを持っていなくても、子どもたちは保護者の携帯電話を使ったり、保護者の古い携帯電話をもらって通話・通信機能以外の機能を使ったりする機会が思いのほか多い。そこで、子どもたちにとって身近な携帯電話を教材に使い、学習することにした。
DVDの内容は「勝手に写真を撮ってもいいの?」というテーマをクイズ形式で行うものであった。実際に子どもたちが撮りそうな、自分のペットや友達の写真、雑誌の記事などの写真を撮ってもいいかという問いであった。撮っていいものと勝手に撮ってはいけないものを確認した後、友達同士お互いに写真を撮っていいか確認して、デジカメで写真を撮る練習をした。
授業を受けたあと、子どもたちから「写真を撮っていいものと撮ってはいけないものの違いがなんとなくわかった。」「友達の写真や、他人の写真を勝手に撮ってはいけないと初めて知った。」「社会の見学では、ちゃんと(写真を撮っていいか)聞いてから撮らないとだめだ。」という意見が聞かれた。
情報モラルは、携帯電話に関してだけでもたくさんのことを学ぶ必要がある。3年生の現在、携帯電話を所有している児童は少ないが、今後所有したときのためにも、今のうちから学習していくことはとても意義があること感じた。