【安城・今池小】チェーンメールについて
- 公開日
- 2012/01/17
- 更新日
- 2012/01/17
愛知1200校の取り組み
1 扱った情報モラルの内容と参考にした資料
授業では、児童が他人や社会への影響を考えて行動できるよう、チェーンメールについて取り扱った。
また、授業のため資料として、(株)NTT docomoのDVD教材「ケータイ安全教室 映像教材」や、文部科学省委託事業 情報モラルポータルサイト「やってみよう情報モラル教育」http://kayoo.info/moral-guidebook-2007/index.html を参考にした。
2 授業の様子と児童生徒の感想
本時の授業では、授業者が「ペットショップが倒産して困っている」という内容のメールを児童に紹介し、協力してくれるよう話す。話し合っている最中、授業者の携帯電話にもう一通、メールの内容は全く異なるが、記載されている連絡先は同じメールを提示して、児童らを混乱させた。児童らが「いったい、どういうことだろう」「うそなんじゃないの」と口々につぶやく中、「(記載されている連絡先に)電話をかけてみたい」というつぶやきをひろい、授業者はインターネットで電話番号を検索することを提案した。実際に検索をしたところ、全く関係のない電話番号であることが分かる。
児童らがより混乱したところで、2通のメールがチェーンメールであるとネタばらしを行った。しかし、携帯電話に触れたことのない児童もいるため、チェーンメールがいったいどのようなメールか分からない児童も見られた。そこで、「チェーンメールとは内容にかかわらず、多くの人に広めさせようとするメール」と定義し、2通のメールにも書かれていることを確認した。
児童らの感想では、「だまされて、こわかった」という体験についての感想だけでなく、「内容が良くても迷惑だと思う人がいるので、チェーンメールは送らず消します」や「困ったときは、家族や先生に相談したいです」と、チェーンメールが実際に送られてきたときの対処法まで考えられる児童も見られた。