i-モラル日記

【西尾・白浜小】メールの使い方に関する授業

公開日
2012/02/21
更新日
2012/02/21

愛知1200校の取り組み

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 白浜小学校の3年生を対象に、「ネット社会の歩き方」を使って、メールの使い方の授業を行いました。
 本校の3年生は、個人所有の携帯電話を持っている児童はいません。しかし、保護者の携帯電話から電話やメールをした経験がある子がほとんどでした。塾で帰りの時間帯を伝えるために使う子や、子ども会の連絡としてメールを使う子がほとんどで、まだ、友だち同士でメールをやりとりする子はいませんでした。しかし、携帯電話のメールを使える子が多く、子どもたちに、メールの使い方を考える機会をつくろうと考えました。
 まず、子どもが日常生活の中で、メールをどのように使ったかを発表しました。
次に、「ネット社会の歩き方」の中にある指導資料「当番の仕事」を視聴しました。毎日当番の仕事をさぼっているタケル君が、今回もウサギ小屋の掃除をさぼり、ツバサくんがメールで友だち全員に、タケル君がさぼっていることをどう思っているか、質問するべきか迷っているという内容です。視聴が終わった後、子どもたちは、メールを送るか送らないかを考えました。子どもたちは、メールを送ると答えた人の中には、「仕事をさぼっていて、ずるい。」と答えました。また、メールを送らないと答えた人の中には、「悪口を言っているみたいで、タケル君のことを考えていない。」と発言しました。
 そこで、メールはどのように使えばよいか考えさせました。子どもたちからは、「メールで悪口を書きあっていると、悪口を書かれている子が仲間外れになってかわいそうだと思いました。」「もらった人のことを考えて、メールを書きたいと思いました。」と発表しました。子どもたちの考えをうけて、「メールは、表情が見えないコミュニケーションであり、なかなか自分の思いが伝わらないこともあること」を最後に説明しました。
 今回の授業を通して、子どもたちは、携帯電話のメールは、便利な道具であるが、使い方ひとつで、人を傷つけてしまる危険性があるということに気づくことができました。将来、子どもたちが携帯電話を持ち、メールを使うときに、正しい判断ができ、有効に活用できるようになってほしいと願っています。