【知多・岡田小】インターネット活用における児童の意識向上をめざして
- 公開日
- 2012/02/29
- 更新日
- 2012/02/29
愛知1200校の取り組み
本校では、児童の家庭におけるインターネットや携帯電話の使用状況を把握するため、7月に6年生の児童100名を対象に、12項目のアンケート調査を行った。その結果、携帯電話を持っている児童は23%である一方、インターネットを家庭で使用している児童は91%であり、大部分の児童が家庭でインターネットを使用していることが分かった。また、インターネットを使う目的の第1位は「調べ学習」、第2位は「ゲーム」、第3位は「ブログを見る」「動画を見る」であった。第1位が「調べ学習」である背景には、総合的な学習や教科の内容を、家で調べ学習をする際に使用することが多いためである。しかし、多くの児童は、インターネット上の情報は全て「信用できる情報」と捉え、疑うことなくすぐに書き写してしまうことが多い。
そこで、インターネットには信頼性の低い情報や、悪意のある情報もあることを知り、信頼できる情報を見極めようとすることをねらいとし、授業実践した。教師は、自作のホームページを使って、古いデータや虚偽の内容の閲覧や、善意を利用した振り込み詐欺等を疑似体験させ、児童が問題と直面できるようにした。
授業の中で、児童から「自分の個人情報を書き込まない。」「友達にチェーンメールを送らない。」「一人でやらない。親と相談しながらやる。」等の声があり、児童の自己防衛の意識を高めることができた。