【西尾・平坂中】SNSを健全に使うために
- 公開日
- 2012/03/05
- 更新日
- 2012/03/05
愛知1200校の取り組み
最近中学生が、ネットで知り合った人に、個人情報を教えてしまったり、裸の写真を送ってしまったり、多額の振り込みをしてしまったりと、インターネットによるトラブルがとても多くなっている。その多くが、SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)がきっかけとなっていることがわかってきている。そこでは、自分のプロフィールを開示し、見知らぬ人たちとゲームをしたり、チャットをしたりすることができ、若者を中心にとても流行している。また、携帯電話のスマートフォン化が進み、たくさんのSNSのアプリケーションが出てきているのである。そして、知識のない中学生がターゲットとなり、被害の件数がとても多くなってきている。
実際に、平坂中学校1年生の家でのパソコンによるインターネットの使用率は95%であり、そのうちSNSを利用している生徒は72%にものぼった。また、スマートフォンの所有率は38%であり、SNSのアプリケーションをインストールし、いくつも利用しているようである。
そこで、SNSを健全に使うためにSNSの怖さを、さまざまな実例を通して学ぶ機会を作った。事件となった新聞の切り抜きを使い、グループ活動を通して話し合いをした。生徒の感想では、「楽しいけれど、使い方を間違えればとても怖いものであると感じた」、「みんな楽しそうに話していて、やってみたかったけれど、怖さを知って、まだ自分たちには早いと感じた」、「すぐに自分のプロフィールを変更したい」などと、SNSの怖さを理解できたと感じている。
これからも、このような実態に即したネット社会について取り扱っていけるようにしていきたい。