【豊田・梅坪小】「正しく伝える」
- 公開日
- 2012/03/26
- 更新日
- 2012/03/26
愛知1200校の取り組み
「事例で学ぶNetモラル」を用いて、電子メールや掲示板など、文字だけで自分の思いを正しく伝えることの難しさや気をつけたいことについて学習した。
授業では、「ドッジボール大会の特訓をしよう」という友達の誘いに対し、「特訓はいいよ」と電子メールで返事をしたことで、待ち合わせに失敗してしまったという事例について、なぜ誤解が生じたのかを考えた。「いいよ」には、(1)特訓に行くことができる (2)特訓に行くことができない の二つの意味があり、一つの言葉でも情報の受け手側は、いろいろな意味に捉えかねないことに、子供たちは気づいた。事例の場合、「特訓には行けない」ことをきちんと明記すべきであったことを、子供たちは強く感じた。
授業後の感想には、文字だけで自分の思いを正しく伝えるときは、相手の立場で分かりやすい表現をすることが大切であるということや、誤解を与えるような表現になっていないか読み直すようにするなどの感想が書かれていた。
事例は、電子メールという方法で起きた待ち合わせの失敗例だったが、小学3年生に利用の多い「文字で伝える」方法には、他に、手紙やメモがある。日常生活の中で、例えば友達に手紙を送るとき、受け取る相手が不快な思いをしない言葉を選んでいるでしょうか。例えばメモのやりとりをする場合、受け取る相手が必要な情報を不足なく書いているでしょうか。インターネットにしても、普段のコミュニケーションにしても、情報の送信者となったとき、文字だけで思いを正しく分かりやすく伝えることの難しさを十分に理解しておくことが大切であり、その上で読み直す習慣をつけ、必要に応じて言葉を変えるなど、相手を考えて文字表現を工夫するようにしていきたい。この事例から学んだことを日々の暮らしの中に生かしていけるよう、継続して声かけを続けようと思う。