R07夏季研究会 課題別ワークショップ「教科書の使い方」
- 公開日
- 2025/11/11
- 更新日
- 2025/11/11
夏季研究会
森先生からは、まず、日頃から意識すべき「鳥の目」と「虫の目」の重要性が語られた。前者は物事を高い視点から俯瞰的に捉えること、後者は特定の事象を深く観察し本質を見極めることであり、両者のバランスが大切とされた。
そして、教科書の効果的な活用方法について、実際に教科書を使って教材分析をしたり、グループで話し合ったりしながら検討した。森先生からは、教科書に「学習の進め方」や「社会科の学習を進めるための見方・考え方」が記載されている点に着目し、児童が自ら確認し習慣化できるよう指導することの有効性が示された。さらにスーパーマーケットの図を例に、「鳥の目」と「虫の目」を使い分ける授業づくりが紹介された。教科書の読み解き方として、①紙面構成の把握、②問いを軸とした単元全体の流れの理解、③見開きページの分析、の三段階が提示され、演習を通して理解を深めることができた。(講師:森 清隆 先生)