授業深掘りセミナーに参加して(佐久間)
- 公開日
- 2016/03/10
- 更新日
- 2016/03/10
学生の学び
2月27日に授業深掘りセミナーに参加させていただきました。今回は伊藤先生による国語の授業と野木森先生による理科の授業を見ることができました。
まず、伊藤先生による国語の授業で私は生徒役として参加しました。授業を受けていて感じたことがあります。それは言葉のおもしろさです。今回は人間が用をたす場所(トイレ、お手洗いなど)を臭いと感じる順に並べるというものでした。なんとなくで並べたものを今度はその並べた理由を考えました。ここで言葉のおもしろさを感じました。
例えば、化粧室は化粧というきれいな雰囲気がある言葉を用いているのに対し、便所は濁音が多い言葉を用いている、ということに気づきました。どちらも同じ意味を持つ言葉というだけでなく、そこから言葉の微妙な違いを理由をつけて考えることで、生徒の国語力を引き出そうとしていると思いました。
また、他にも今回のような言葉の違いを探せるような言葉はあるか考えたくなりました。子どもたちが言葉への興味・関心が高まる題材だと感じました。私もこのような考えることを楽しめるような授業をしたいと思います。
次に、野木森先生の理科の授業を観察しました。授業の導入で、前時の振り返りを踏まえて、子どもたちに「じゃあ次はどうしようか?」と子どもたちの考えをそのまま実験として行いました。
子どもが自発的に本時で行う課題や実験を考えさせることで、実験を自由に行っているように思いました。そして児童は実験を行っていく内に、結果から新しい考えを思いついて、実験してみようとしていました。
それを展開させるために机間指導で、子どもの考えを聞き、「それを確かめるためにどうしようか?」ときいていました。今回であれば、空気の流れを知るための線香や空気を送り込むためのうちわなどがありました。実験の進み具合に合わせた支援をすることで、子どもたちに常に考えながら実験をさせようとしていたと思いました。野木森先生の授業は子どもの探究心を育てるものだと感じ、とても参考になりました。
初めてこのセミナーに参加させていただきましたが、勉強になることばかりでした。また参加したいです。ありがとうございました。(佐久間)