研究室日記

北里中学校公開授業研究会4限国語を参観して(中田啓)

公開日
2016/05/27
更新日
2016/05/27

学生の学び

 5月12日に小牧市立北里中学校の公開授業研究会に参加させていただきました。

 4時間目は3年3組の国語の授業を見学させていただきました。表現の違いについて考える授業で、個人で考えたあと班ごとに交流し、全体で交流するという風に進んでいました。

 私は、一人の子、その子の班に注目して見ていました。その子は一人で考える時間は黙々と取り組んでいました。しかし、途中少し難しい問いに対して手が止まってしまっていました。そして、その問いには何も書いていないまま班での交流になりました。

 班での交流は4人でそれぞれの設問に対して自分の意見を言い、互いに意見を交流していました。この交流が、途中で途切れず止まりそうになると「○○さんはどう思う?」などと他の子に振る生徒がおり、ただただすごいと感じました。

 一人では手が止まっていた子も、この交流を通して多くの考えを知ることで、自分の意見を持つことが出来ていました。

 その後の全体での交流では今まで私が見たことのない方法での意見交流のしかたで、それも驚きでした。しかし、この方法なら生徒の意欲が分かるし、積極性や思いやりなどいろいろなものも計れるのだと思いました。

 私が見ていた班の子にノートづくりがすごいなと思う子がいました。プリントに自分の意見はもちろんですが、全体の交流で他の子が言った意見をその発言したこの名前付きで書いていました。さらに、意見のつながりも書いてあり、とても感心しました。

 今回、授業を見学させていただき、発言方法など、興味の湧くことばかりでした。このような貴重な経験をさせていただき、ありがとうございました。(中田啓)

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