9月3日 教師力アップセミナーに参加して(渡部)
- 公開日
- 2016/09/28
- 更新日
- 2016/09/28
学生の学び
9月3日、大口中学校で行われた教師力アップセミナーに参加させていただきました。
今回の先生は佐藤暁先生です。
佐藤先生のお話の冒頭で「実践を支える考え方」という言葉がありました。
考え方についてのお話は学生の私にはまだ理解することが難しいと感じる部分もありました。
しかし、その中でも心に残ったお話があります。
「いまが幸せだと過去の出来事も幸せであり、幸せなストーリーができる。いまが不幸せだと過去の出来事も不幸せであり、不幸せなストーリーができる。」というお話です。
このとき佐藤先生は白丸と黒丸で表しながらメダリストのサクセスストーリーを例に出しながらお話ししてくださいました。
「今が幸せだと過去の練習も出会いもきっかけも全て幸せなものとしてストーリーになる。逆に今が不幸せなら過去の練習、出会い、きっかけが全て不幸せなものとしてストーリーができる。」
私はこのお話は子どもたちの今をプラスにみることの大切さにつながると考えました。
子どもたちの今をプラスにみることができたら、過去の取り組みや行動もプラスに受け取ることができ、認めることができるかもしれないと思ったからです。
逆に、子どもたちの今をマイナスにみてしまったら、過去の取り組みや行動が全てマイナスにみえてしまい、負のサイクルにはまってしまうと思います。
子どもたちのよさを見つけることは大切だという話をよく聞きます。私はなぜよさを見つけることが大切なのかということを考えたことがあまりありませんでした。よさを見つけ、認めることで子どもたちの意欲を高めることができるというように、よさを見つけることは「これから先のことにつながる」ことだとしか思っていませんでした。
しかし、今回佐藤先生のお話をお聞きして子どもたちの今のよさを見つけ、認めることは子どもたちのこれまでの取り組みや行動も認めることができプラスのサイクルが出来上がるのではないか…と思いました。
まだ、自分でも完全に消化し切ることができていないのですが、子どもたちの今のよさを認める、いかに今をプラスにとらえるかということの必要性を感じることができました。
また、私たちはいつも自分の視点から他者を見ているということを忘れてはいけないということも改めて感じました。
「この子はこういう子で、これに困っているはずだからこうしよう」と独りよがりに考えてはいけない、それは自分の視点から見た考え方なのだという意識をもてるようにしたいです。
そのために子どもたちとの対話を大切にすることで自分だけの視点ではなく子どもたちの視点にも目を向けられるかもしれないと感じました。
「理解は支配に転じる」
とても衝撃的な言葉でした。
今回のセミナーでは今の私にすぐ理解できることばかりではありませんでした。しかし、今回お聞きしたことがいつか、こういうことだったのかもしれないと感じられるようにたくさん学んでいきたいと思いました。
ありがとうございました。
(渡部)