「わかる授業の指導案80 先行学習で習得から活用へ」を読んで(寺坂)
- 公開日
- 2018/01/13
- 更新日
- 2018/01/13
学生の学び
こんにちは。2期生寺坂です。お正月いかがお過ごしでしょうか?
今週の土曜日のセミナーに来ていただける、鏑木良夫先生の「わかる授業の指導案80 先行学習で習得から活用へ」を読んでの学びをまとめます。
鏑木先生というと「先行学習」。どの本を見ても、先行学習についての話がありました。教採の勉強で言葉とざっくりとした内容は知っていましたが、先行学習をもとにした指導案を見ることができ、新たな形態を学ぶことができました。今までやってきたり見てきたものは、授業の終わりで到達させたい考えについて、疑問を持たせるというものでしたが、先行学習では導入でその時間のまとめに近いものを、板書します。そして、なぜそうなるの?という点から授業を進めます。指導案を見たとき、こんな疑問の持たせ方があるのかと背筋がゾッとしました。
子供からしても、ヘタな導入よりも今日の1時間は何を、学ぶのか明確になるため分かりやすいのかなと思います。道筋がはっきりしてます。
また、鏑木先生は「授業ルールスタンダード」というものを8点提案しています。その中の、「4 席を立つ自由を与え自由闊達な雰囲気を作る」 「5 わからない時は、わかる人のノートを覗かせる」というものが、印象に残っています。私の理想は、「分からないからはじまる学び」です。分からないから、分かりたい。そのためには、学習の仕方の自由を与えなければならないとは思っていましたが、改めてこの理想を実現させていきたいと思います。
土曜日のセミナーでは、もっと多くのことを学びたいと思います。(寺坂)
※追記 隅々までゆっくり目を通していると「先行学習は、分かっている子にわからないふりをさせないですむ」と書いてありました。逆も言えて、分からない子にも分かるふりをさせないで済むのかなと思いました。学級みんなが同じ土俵に立てる学習について話が聞けるのが楽しみです。