1月30日卒論発表会に参加して(山下、静谷)
- 公開日
- 2018/02/23
- 更新日
- 2018/02/23
学生の学び
今回は1月30日(火)に行われた卒業研究発表会について午前の部を山下、午後の部を静谷が担当して書かせていただきます。
今回の卒業研究発表会に参加して感じたことは先輩方の並々ならぬ努力です。約1年間を通して何万字と書き進めてきた卒業論文を8分という短い時間の中に凝縮して伝えたい内容を分かりやすく伝える技術はさすがだと思いました。また、来ていただいた先生方からの鋭い質問にもしっかりと答えていて深く研究されてきたことが伺えました。聞いている際には気づかなかったのですが教科における授業づくり、デジタル教科書の活用方法や話し方など、学級経営というように聞く側が整理しやすいように発表の順番が工夫されていたことにも驚きました。私は司会をさせていただいて教室の一番前で先輩方の発表の様子を見ていたのですが、自信を持って堂々と話す姿を見て勝手に話に聞き入っていました。
百瀬さんの発表の中で「話しすぎる」という課題を改善するための5ポイントというお話がありました。私は人前で話すことが苦手で、教育実習の際も伝わっているか不安になって何度も同じことを言ってしまったり、話すスピードがどんどん早くなってしまうという課題があったので重なる部分があると思い1つだけ紹介させていただきます。それは子供を見るということです。当たり前のように聞こえるかもしれませんが自分の話したいことばかり考えているとこの当たり前のこともできなくなってしまいます。教育実習では授業を進めることばかりで頭がいっぱいになり、子どもたちの様子が見えていないと指導していただきました。子どもが理解しているか表情などを見ながら話せば自然と早口になるのも防げるのではないかと思いました。授業は教師が一人でするものではなく、子供達と一緒に創り上げていくものだと意識して授業を行いたいと思いました。
先輩方の卒業研究を聞いて学ぶことがたくさんありました。教育には著作権はないのでどんどんマネしていいところを取り入れていきたいと思います。先輩方、お疲れ様でした!(山下)
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3期生の静谷です。私からは、午後の部の内容について書いていきます。
午後の部では、2期生の江口さんと寺坂さんの模擬授業・討論を観た後、今度は和田先生の師範授業・講演という内容でした。
まずは、2期生の模擬授業・討論について書いていきます。模擬授業を観て、私にとって授業をしていく上で、意識しないといけないことを江口さんと寺坂さんは、当たり前のようにこなしていたことが印象的でした。子どもへの価値付け、子どもの意見への追質問、子ども全員を巻き込む授業展開など、授業を作っていく上で大切なことを当たり前のようにこなしていました。このように当たり前に教師がこなしていくうちに、子どももどんどん具体的な発表になったり、みんなと学び合っていくということが定着していくのだと思いました。
討論では、子ども役を実際にやってみての2期生の気づきがとても的確で、レベルの高い討論でした。これが自分には気づかないことを友達に気づかせてもらって、共に高め合う学び合いなのだと学びました。
次に、和田先生の師範授業・講演について書いていきます。師範授業では、実際に子ども役をやらせてもらいましたが、嫌でも授業に参加してしまう授業でした。それは、和田先生が全員参加型の授業を常に目指していて、なおかつ子どもを巻き込んだ授業を展開していくからだと思います。授業の中で、絶対にどこかで活躍させる場を子どもに持たせ、意図的指名をする。この意図的指名をする際にも、子どもの些細な行動まで見逃さず、授業をシャープに展開していきます。こうした和田先生の授業を今度は、子ども役ではなく、参観側で観て、授業記録を正確にとり、学びたいと思いました。
講演では、4月から「先生」になるあなたへのメッセージという内容でしたが、まだ教採を控えた私にも学べるところがたくさんありました。また、講演を聞いていて、和田先生は本当に教師という職業に誇りを持っているなと思いました。話されていて、どこにもブレず、伝えたい本心を私たちにぶつけようとしていました。これだけブレない信念を持っている教師に子どもはついていきたいと思います。和田先生のような強い信念を持っている教師になりたいと思いました。
最後に、今回和田先生の講演を聞いて、自分なりの教師像がまた一つ増えました。和田先生、ありがとうございました。そして卒論発表をした2期生の皆さん、来年度私たち3期生が2期生の卒論発表会を越えられるよう頑張ります。ありがとうございました。(静谷)