研究室日記

2月17日 授業深掘りセミナーに参加して(早川・鏡味・井上・安藤)

公開日
2018/03/21
更新日
2018/03/21

学生の学び

 こんにちは。3期生の早川です。今回このセミナーに参加して、感じたことが2つあります。

 1つ目は、生徒役の難しさです。これはこれまでに何度も書いていますが、いつまでたっても感じます。どの授業でも、事前に「小学校◯年生を設定とします」と言われますが、その学年だったらこの先生の発問にどう答えるだろうと考えていると、授業中全く挙手が出来ません。また、それを無視したとしても、内容が私の苦手な分野だと手が挙げられず、挙手するのが怖いと感じることさえあります。教育実習中、指名しても答えない子の気持ちが今になって理解できた気がします。まさに今の自分のような状態の子を、どう授業中に支援していくかが将来の自分の課題だと感じました。

 2つ目は、先輩に対する授業をみる目のなさの実感です。私は玉置先生の授業を、吉田さんの隣で見ていました。何をメモしているかや、つぶやきを見聞きしていましたが、一瞬で授業の意図を読み取っていました。全く私は感じていないのに、、、という点で1年間何やってきたんだろうという気持ちになりました。もう2期生の先輩方と一緒に何かをすることは少ないかもしれませんが、超えられるように、少なくとも並べるようにしたいなと感じました。(早川)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 今回初めて生徒役を玉置先生の授業で体験しました。数を口に出して言う誰でも簡単な問題や数遊びなど、算数に苦手意識を持っている人でも算数を楽しめる授業でした。私は、玉置先生に出された最初の5つの数字を使って解く問題は解けませんでした。しかし、玉置先生は一度みんなで解き方の確認をして、簡単な問題で自信をつけさせてから難しい問題にいきました。ここで、私はモヤモヤせず授業に参加していくことができました。

 今回生徒役として授業を受けて、授業を理解できてない生徒への配慮や、気付くことができなかった先生の仕掛けがいくつもあることが分かりました。それを臨機応変に考えながら授業をしていく先生は素晴らしいなと思いました。しかし、模擬授業をしてくださる先生方が決まって言うことは「初めからこんな授業はできない。たくさん失敗した。」などです。いい授業ができる能力は一朝一夕では身につきません。これからたくさん失敗して、そこからたくさん学んでいい授業ができる素敵な先生になりたいです。模擬授業をしてくださった先生方、本当にありがとうございました。(鏡味)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 こんにちは。4期生の井上です。今回は授業深掘りセミナーに参加してきました。そこでこれから学んだことを書いていきたいと思います。

 まず一つ目は、「悩ませてから相談させる」ということです。自分自身が講義などで模擬授業をするとき、時間を稼ぐためや、他の人の意見を聞いて、自分の意見をもう一度考えてもらうためにグループワークを取り入れていました。しかしこの話を聞いて、確かに、教師の発問に対して、答えがスラスラと出てくる場合や、悩んでる姿が見られない時は、わざわざグループで相談させる必要はないと感じました。どうしても、1人では答えが出せない時や、困っている姿が多く見られた時に、子供達が他の人の意見も聞きたいなと感じた時に、グループワークで相談させることで、良い効果を発揮すると学びました。

 次に、見方・考え方について考えることです。今まではそれぞれの教科で求められている見方・考え方には曖昧な捉え方をしていましたが、今回のセミナーで話し合いの時に見方・考え方を子供達が考えることができていたかという課題が与えられた時、自分はその意味がいまいち分からず、うまく話し合いに参加することができませんでした。自分の力の無さを痛感しました。悔しいです。ですので、指導要領を読み込んだりして、これからは見方・考え方について深く考えるようにし、少しずつ理解度を高めていきたいです。

 深掘りセミナーは今回で終わりということで、初めて参加させていただき、とてもためになったので、無くなってしまうのは残念ですが、これからも様々なセミナーに参加していきたいと思います。ありがとうございました。(井上)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 4期生の安藤優里です。
 今回伊藤先生の国語の授業と玉置先生の算数の授業から学んだことは「教師の役目」です。

 伊藤先生の国語の授業では、子どもに挑発する声かけの後、子どもが行き詰ってから「友だちにききたくなるよな。ちょっと相談してみて」という相談したい意欲が高まったタイミングでグループワークを取り入れていて、必然性のある活動を見極めていくことが教師に必要だと思いました。また子どもに正解や答えを求めるのではなく、「あなたはどう思っているのかききたい」という考え方・過程を問うているところが和田先生と似ているなと思いました。正解を言った子どもの発言は他の子を指名して「今のどう思った?」や「今のどういうこと?説明して」というように子どもの考えを繋げていくのが教師の役目であると再認識することができました。

 これは玉置先生の授業でも共通していて、授業の活動の中でどうしてそうなるのかという思考の過程を経た必然性のある話し合いをさせることや意図的指名を通して子どもたちの思考の共有化を図ることが教師の最も大切な役目だと思いました。最後の数字を教師がチョイスして意図的発問にして数遊びから算数的概念に繋げていく流れや必ず全員ができたという成功体験をさせてから次に進むという判断、子どもに満足感を与えるというミソがさすがで勉強になりました。セミナーに参加させて頂き、ありがとうございました。(安藤)

  • 519794.jpg

https://asp.schoolweb.ne.jp/2190001/blog_img/5801768?tm=20240805123920