5月13日教師力アップセミナー(佐藤正寿先生)での学び (新谷、古賀、古川)
- 公開日
- 2023/05/27
- 更新日
- 2023/05/27
学生の学び
こんにちは、8期生の新谷です。今日は教師力アップセミナーでした。今回は、佐藤正寿先生の、GIGAスクール構想を意識した社会科の授業づくりについての講話でした。
今回の講話で印象的だったことが2つあります。
一つ目は、佐藤先生の子どもが自ら学びたくなるような導入の仕方についてです。佐藤先生がコンビニのおにぎりのコーナーの隣にあるものを隠して、何があると思うと私たちに問いを投げかけました。私たちもそのことについて、とても気になり、何があるっけ、と楽しく考えていました。
また、この講話が終わったら、すぐにコンビニに行って確認したくなりました。大学生である私ですらコンビニってどんな風だっけと気になってしまったで、この授業を子どもが受けたら、子どもは一目散にコンビニに行きたいと言い出すだろうと思い、このような子どもの興味を引き出す工夫の大切さと良さを実感することができました。(ちなみに私の地元のコンビニのおにぎりの隣はサラダでした。)
2つ目は、子どもの資料活用能力についてです。佐藤先生は講話の中で、社会科では「資料発見能力」「資料読解能力」「資料作成能力」の3つが大切であると言っていました。従来の学習では、子どものこの3つの能力が乏しいために、子どもがその資料から何をすればよいのかわからず、資料を用いても中身がない発表やプレゼンテーションになってしまうという事でした。こどもの資料活用能力の低下として、教師が資料のどこに着目してみればよいのか、何を見てほしいのかという視点を子どもに与えていないというところにあることがわかりました。資料を子どもに見てもらうときは、答えは言わず、どのような視点で見てほしいのかという資料を見るスキルを子どもに学んでもらうことが大切であることを学びました。
今回のセミナーからも多くの学びを得ることができました。教師力アップセミナーでは、毎回自分の全く知らない新たな教育の用語や、授業技術を学ぶことができて、嬉しいです。貴重な機会を頂き、ありがとうございました。(新谷)
こんにちは!9期生の古賀です。先日行われた第一回教師力アップセミナーに参加した学びを書いていきます。
佐藤正寿先生から「GIGAスクール構想を意識したこれからの社会科授業づくり」というテーマで講演いただきました。中でも印象に残ったのが、学級経営(記録物など)や情報収集の場面でDX化が進んでいることです。私が教師になった時には積極的に導入したいと思いました。しかし、ICTの活用を目標とするのではなく、目標達成のための手段であることは忘れてはならないと改めて感じました。また、DX化が進んでも本質的に変わらない、子の学習意欲を育てること、どのように学ぶか指導するか、授業構成など、基本的な教師としてのスキルも磨いていきたいです。
また、教師の役割がコーディネーターのようになっても知識は必要と言われていたので、日々色んな方向へアンテナを張って生活していこうと思いました。
模擬授業の部では、匿名でコメントを共有できる"Slido"を用いて進められ、授業技術についてICTの使い方や授業展開、発問話し合いのタイミングなど、新たな学びを得ました。
最後に、講演いただいた佐藤先生、セミナーの運営の皆さん、8期生の先輩方ありがとうございました!皆さんから多くの刺激と学びを得ることができました。(古賀)
こんにちは、9期生の古川です。今回は第1回教師力アップセミナーに参加しました。今までの授業作りに加え、GIGAスクール構想を意識したこれからの社会科の授業作りについてとそれを踏まえた模擬授業を佐藤正寿先生から講演して頂きました。
今回の講話で印象的だったことは3つあります。
1つ目は導入で示されたコンビニでの「おにぎりのとなりで売られているのは?」という意欲を喚起する情報提示の際に話された事で「答えを示さない」という事です。導入で示した物の答えを示さない事で自分で見に行かせ子どもたちの意欲を高める働きかけは印象的でした。簡単で分かりやすく意欲を高められる導入は今後の授業でもたくさん活かすことができると感じました。
2つ目はゆさぶりの上手さです。単純な質問ながら考えさせ背景を考えさせる内容で自分もこのような質問ができるようになりたいと感じました。またグラフから読み取りしチャットを用いた交流があり可視化され面白いくて印象的でした。
3つ目は追究したくなる単純な質問をするという事です。例として「運転手は、運転しているとき、どこをみて運転しているでしょう?」という単純ではあるけど中身のある考えさせられる発問ができるようになると学ぶことができました。着眼点が今までにないもので印象的でした。
自分は担当科目が社会で社会科のスペシャリストである佐藤先生の講話をとても楽しみにしていました。実際に講話を聞いて参考になることが沢山あってもっと学びたいと思わされました。
佐藤先生、貴重なお話をありがとうございました。今回学んだ内容を少しでも多く吸収しゼミのみんなで高め合っていきたいと思います。(古川)