研究室日記

玉置ゼミ特設【神戸先生の模擬授業】

公開日
2015/10/19
更新日
2015/10/19

学生の学び

「第1回授業深掘りセミナー」のあとに神戸先生に特別授業をしていただいた。

授業に入る前に、まず落語の「時そば」の映像を見た。二八そばの値段や時間の表し方には様々な算数・数学が発見していることを教えてくださり、数学を専門としているのに知らないことばかりだった私はもっと勉強してみようという気持ちになった。

授業の内容は魔方陣。魔方陣のしくみや奇数×奇数マスの魔方陣の作り方は知っていたので、私は魔方陣をすぐに作ることができた。しかし、神戸先生の授業の醍醐味はここからであった。分からない人にどこが分からないか聞き、それを分かった人に聞いてみるという流れで授業が進む。魔方陣ができた私はみんなに説明をするのだが、分からない人に分かりやすく説明するのは自分の考えを噛み砕いて説明しなければならず、とても難しい。それを聞いて次第に分かった人がまた自分の言葉で説明する。すると、周りから「なるほど!」「そういうことか!」という声が聞こえてくるのである。神戸先生はほとんど話されず、1人1人に「どう?」と聞いて考えを話させることに徹していた。私の小学校実習では2倍以上は私が話していたように思う。

分からない子が抱く「どうして?」を大切にし、それを子どもの発言で解決していく。いきなり神戸先生のように授業はできないが、中学校実習で授業をする際の1つの目標ができた。子どもの発言をつないでいく授業のコーディネーターになれるようにしていきたい。(松井)

※ 写真には神戸先生の授業中のゼミ生です。なお松井君は写っていません。(玉置)

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