小学校教育実習から学んだこと(荒木)
- 公開日
- 2023/10/12
- 更新日
- 2023/10/12
学生の学び
こんにちは。9期生の荒木です!8/28〜9/22に小学校教育実習があり、担当の6年生の児童や先生方のおかげで、本当に充実した4週間を過ごすことが出来ました。今は実習の余韻に浸りなら学校生活を過ごしています。
[学んだこと、課題]
まず、教育実習での学びを3つにまとめて記事にしていこうと思います。
●児童との関わり方
1つめは児童との関わり方についてです。実習1週目は、「児童との関係を築くこと」を目標に過ごし、児童との関わりについて学びの多い1週間を過ごしました。今考えると、最初の1.2日は舐められてはいけない という緊張感から、「自分は先生であり児童との関わりも仕事のうち」と無意識に考えていたと思います。しかし、3日目からは意識を変えて、児童と同じ目線に立ち、対等な立場でふれあい、児童とのふれあいを心から楽しもうという意識で過ごしました。勇気のいることですが、自分の弱さも含めたありのままの姿で接することを意識するようになってからは、子どもが私を信頼し、ありのままの姿を見せてくれたように感じました。指導の面でも、一方的に指導するのではなく、児童と対等な立場を意識し、児童の意思で行動を変えていけるようにすることが大切だと思いました。
●授業づくり
2つ目は授業づくりについてです。実際に子どもを前にした授業は初めてで多くのことを学ばせて頂きました。担当の先生方には、プロジェクターが曲がっていたり資料が曲がっていると教材の価値が下がってしまうこと、タブレットを触る時間・タブレットを閉じる時間 でそれぞれ指示を出してメリハリをつけること、話し合いの人数や発表方法の使い分けなど様々なことを教えて頂きました。沢山指導していただいたでも私が1番印象に残っているのは、「授業中の教師の言葉の重み」についてです。私は算数の授業の導入時に、児童が理解していない様子だったので、説明を追加して沢山話してしまいました。
しかし、指導の先生からは「子どもたちは、先生が話している言葉は全て大切だと思って聞いている。話しすぎると何が大切なのかわからなくなる。先輩の先生は45分授業で5分しか話さないようにしている。」というご指導を頂きました。教師は、基本的には分からない様子の児童がいたらわかっている児童に説明させたり、児童の意見を繋げ、広げるたりするファシリテーターの役回りに徹し、本当に伝えたいことを短い時間で分かりやすく伝えることが大切であると学びました。
● 子どもの良さに気づく力
3つ目は、子どもの良さに気づくことについてです。実習1日目に教務主任の先生が仰った「どんな子にも必ず長所はある」という言葉から、実習では、毎日帰りの会で「今日良い姿が見られた子」を共有するようにしました。児童が「先生が自分のことをよく見てくれている」と感じてくれ、そこから生まれる信頼が大きかったように感じました。小さな言動から児童の良さに気づけるようになっていきましたが、児童の何を褒めるか については偏りがあったように思います。それは、まだ自分の中にある子どもたちに求める姿や理想像が少ないからだと考えました。これからインターンや学校訪問などで子どもと関わったり先生方の姿をみたりすることを通して、目指す子どもの姿をはっきり持てるようにしたいと思いました。
[実習を通して改めて感じたこと]
この教育実習を通して、私は子どもと音楽が好きなんだ ということを改めて実感しました。私は子どものキラキラした笑顔が好きで、そんな笑顔に囲まれながら仕事をしたい、またそんな笑顔を作っていきたいという思い、そして特に音楽を子どもたちに楽しく教えたいという思いから教師を目指しています。
今回の実習では、元気いっぱい笑顔いっぱいの子どもたちに囲まれ、本当に楽しい4週間を過ごすことができました。一生懸命考えた色んな授業 特に自分が好きな音楽を、子どもたちがキラキラした笑顔で楽しんで学んでくれたことがとても幸せでした。最終日にはありがとうの会を開いていただき、子どもたちが涙を流しながら歌で気持ちを伝えてくれた姿や、実習を思い出せる動画やゲームを作って一生懸命気持ちを伝えてくれた姿、1人1人から貰った手紙を見て、教員という職業の素晴らしさややりがいも感じました。
実習を通して、教師になりたいという思いはとても強くなりましたが課題として感じた部分も沢山あります。残りの学生生活では、ゼミや授業、インターン、セミナーなど 自分が活用出来る学びの機会を最大限に活かし、自信を持って教壇に立てるようにしたいと思います。(荒木)