「いのちの授業」を参観して
- 公開日
- 2015/12/18
- 更新日
- 2015/12/18
学生の学び
先週のことになりますが、一宮市立尾西第三中学校にて、『いのちの授業』を参観させていただきました。
まず、山田貞二先生が行われた授業では、全体を通して生徒に寄り添う姿が印象的でした。音読の際、時折生徒の様子を確認したり、1人でも多くの生徒に発言させるために、机間指導を入念に行われていたり、生徒にとっては受け入れてもらっているという実感があると思いました。また、ワークシートに記入し始めるタイミングを、さりげなく全体で揃えたり、板書もキーワードが円のように繋がって見えるようにしたり、細かな工夫も大変参考になりました。
次に、玉置先生が行われた授業では、以前ゼミの時間に受けた授業とはまた違った展開だったこともあり、さらに学ぶことがありました。○つけ法やオープンカンニングなどの手法に加え、音読は本を閉じさせて聞かせることで、生徒の想像力を引き出していました。授業冒頭にもあった『想像』というキーワード通り、生徒は想像で本当にたくさんの意見を述べていました。参観していた私自身も、再び「心に汗をかけた」と感じました。
同じ授業の内容でも、授業者が異なれば授業の展開も大きく変わることに、改めて気付かされました。いずれにしても、様々なパターンの授業を見せていただけたことは、とても貴重な経験だったので、今後自分が道徳の授業を行う機会に生かしていきたいです。(佐藤)