中学校実習を終えて(古賀)
- 公開日
- 2023/12/01
- 更新日
- 2023/12/01
学生の学び
こんにちは、9期生の古賀です。10月半ばから4週間行わせていただいた、中学校実習を無事に終えることができたので、実習での学びを記事にしていきます。
私は、3年生の教え合い活動が盛んにできる学級に配当されました。受験に向けた大切な時期に受け入れてくださったこと、感謝しています。小学校実習と同様、生徒と指導教諭に恵まれて、大変なこともありましたが、充実した日々を過ごすことができました。小学校との違いに戸惑いながらも、数学の時間や学級活動の場面で、生徒と関わる中で得ることができた感情や学びが多くあります。
実習では、8回の授業をさせていただきました。数学では「相似と比」の単元の授業をさせていただき、教科書の見開き2ページを限られた時間で終わらせることの難しさを実感しました。その中で教師主導にならず、生徒に考えさせ、気づかせる技術。机間指導であえて大きな声で話すこと、教え合い活動をできる生徒を増やしていくこと。今回の実習では、上手くできなかったが、先生方に指導していただいた内容を見直して、授業技術・指導技術として自分のものへと昇華させていきたいと思います。また、生徒が何をすればいいのか分からない時間を生んでしまうことが多々あったので、発問の吟味や教材研究の大切さなど改めて感じました。何でこの問題をやる必要があるのかを考えて、授業展開や発問をつくっていくことを、今後していきたいと思います。
道徳の授業では、高校時代の経験を説話として、将来どんな職業に就きたいか考える授業をしました。生徒たちが真剣に話を聴いてくれたり、プリントに書き込んでいる姿が今も鮮明に思い出されます。生徒から「教師目指しているので、頑張ろうと思いました。」、「先生も大変なことがあったんだ。私も大変なことがあるけど頑張ろうと思った。」のような嬉しい感想や「先生も私と同じように思うことがあると知って、身近な存在に思えた。」のような、教師自身の話の必要性と大切さを感じる感想をもらいました。考えを書かせること、エレベータートークなど玉置ゼミでの学びが生きた授業をすることができました。しかし、改善点として、他の意見の子の発言から広げていくこと、生徒の発言のニュアンスを崩さないように要点を板書することなどが挙げられる。学び続けて改善していきたいです。
実習中に出会った、子どもたち、そして先生方には、本当に感謝しかありません。多くの学びと涙があった、かけがえのない時間を忘れることはないと思います。私はこの中学校実習を通して中学校教員になることを決意しました。今回の学びと反省点を生かして後の教員人生過ごしていけるよう、先ずは教採へ向けて全力で取り組んでいきます。(古賀)