研究室日記

9月26日一宮市立瀬部小学校での学び(安田)

公開日
2024/10/14
更新日
2024/10/14

学生の学び

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 みなさんこんにちは、9期生の安田です。9月26日に一宮市立瀬部小学校にお邪魔させていただきました。今回は、色々なクラスの授業を参観させていただいた後、現職教育研究会に参加させていただきました。ICTに力を入れて取り組んでいる学校で、私自身も新しいツールに出会うことができ、とても充実した時間となりました。


 私が1番感動したのは、『学びの天気』というふりかえり用のツールです。これは、子どもがその日の学びを「はれ・くもり・あめ・かみなり」で示すことで理解度を把握することができるものです。さらに、子どもが振り返りコメントを書き共有することで、クラス内で学びを深めることができます。


 何より、記録したものを一覧で残し見返すことがICTの良さだと私は感じます。実際に私も見せてもらうと、子どもの中で疑問が解決したことや想定外の躓きがあったことなど意外な発見があり、教員にとっても授業の質を良くする上で有効なふりかえりなのだと思いました。また、◎○△の△だと何となくダメだと感じてしまいますが、天気で心のモヤモヤを示すというところに、子どもたちが自分の心に素直になれるポイントがあって素敵だなぁと感じました。


 コロナ禍を経て、ICTを使った授業は全国で行われています。短期間で学校の授業スタイルが変わったからこそ、現場の教師は手探りの毎日なのだと知りました。そんな中で、理科の授業では天秤を作って重さについて考える授業や、鏡を使って反射の仕組みを考える授業が展開されていました。ここでの子どもたちは本当に生き生きした顔で課題に取り組んでいて、新しいものだけに頼りすぎず、今までの学習スタイルと上手く組み合わせて授業を行うことの大切さも改めて感じました。


 「グループでの学び合いはタブレットを複数台にするのではなく、一台にしてみんなで覗く。頭の距離こそが学び合えているのかを示す指標となる。

 これは玉置先生の言葉です。通常学級であっても、特別支援学級であっても、ICTを取り入れた授業でも、従来型の授業でも、学び合いは教師の工夫で可能になるということなのです。


 玉置先生、瀬部小学校の先生方、今回も貴重な経験をさせていただきありがとうございます。明日は味岡小にお邪魔するので、今回得た新しい視点を大切に、自分の学びにしていきたいです!(安田)