研究室日記

7月2日 10期生ゼミでの学び(尾崎)

公開日
2024/07/14
更新日
2024/07/14

学生の学び

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 こんにちは!10期生の尾崎勇吾です。今回は7月2日のゼミで行われた模擬授業で得た学びと、その反省について記事にしていきます。

 今回自分は、中一道徳「選手に選ばれて」という教材で模擬授業を行いました。この教材は、選手に選ばれたA君の出る、出ないを決める権利と、クラスで選ばれたから出なければいけないという義務が対立していて、議論が終わらないという教材でした。これを元に、自分は権利と義務のどちらを大切にするといい?のようなことを子どもに考えさせることをねらいました。

 ですが、実際には足りていない部分が多くありました。まず、「権利」や「義務」というキーワードを使うと少し授業が固くなってしまうということです。中学生にこのような言葉を使うと、固く重い雰囲気が流れてしまうことを身をもって感じたため、実際に現場で授業をする際には工夫が必要だと感じました。

 また、その工夫として今回は教科書のある箇所を拾ってキーワードとしました。ですが、そのキーワードとした部分が1回の説明で理解することが少し困難な難しいものでした。授業を簡略化させたり、子どもに考えやすくさせるためにキーワードを拾ったとしても、1回で伝わらないと意味がないし、逆効果になってしまうことがよくわかりました。

 それに伴って、発問においても至ってシンプルな発問で進めていけばいいのだと感じました。自分は授業を進めていく上で、発問と子どもの理解に食い違いがないようにどうしても全てを説明してしまうところがあると感じました。玉置先生にも、発問が難しいとのご指摘をして頂けた上、今回のようの未解決物語は線上に子どもの名前を書いてもらったりする「見える化」をすると効果的ということも教えて頂きました。このように、シンプルな発問でもここまで発展して子どもと子ども、教材と子どもを繋げることが出来るんだと、実際に授業をしないと得られない学びを得ることができました。

 今回のように自分なりに授業の展望を描き、進めていこうと考えていても、実際に授業をしていくと思った通りにいかなかったり、授業が停滞してしまうことがあるということを今回学びました。今回、発問の仕方と提示するキーワードについて今までになかった新しい考え方を得ることができ、とても有意義な時間であったと思います。

 今回の模擬授業で得たことを今後に活かし、次はもっと良い授業が出来るように頑張っていきます!(尾崎)