第7回教師力アップセミナー・宗實直樹先生からの学び(小林、池田、松野)
- 公開日
- 2025/03/29
- 更新日
- 2025/03/29
学生の学び
こんにちは。9期生の小林です。今回は宗實直樹先生から、「個別最適な学び」について学んできました。今回のセミナーで改めて個別最適な学びについて、学習し直し、個別最適な学びについての自分自身の捉え方を改めることができました。
私は、高校生まで受けてきた授業がほとんど協働的な学び方だったこともあり、個別最適な学びを提供することに対して自信がありませんでした。しかし、宗實直樹先生のお話を聞いて、個別最適な学びを提供する必要性を強く感じ、自信がないからこそ深く学ぶ必要があると改めて感じました。
個別最適な学びのポイントとして、少しずつ指導の度合いを減らしていくことが挙げられるそうです。教育実習の経験上、私は細かく、丁寧に教えたいという思いが強く出た指導をしてしまいがちです。しかし、その指導は子どもたちの自立的な学びを阻害する可能性があることに気がつきました。個別最適な学びの目的である、子どもが、自己選択・自己決定しながら自律的(自立的)な学びを進めるために、どこを丁寧に教えるのか、どこで子どもたちに自ら学ばせるのか、考えて調整していく必要があると思いました。
また、選択・決定する機会を設けることもポイントとして挙げられていました。中学を卒業し、大人になっていくにつれて大きな選択や決定の機会は増えます。だからこそ、授業や課題の取り組み方を子どもたちが選べるような、小さな選択・決定する機会を細かく与えていけたらいいなと思います。2年間、たくさん教師力アップセミナーで学ばせていただきました。教師になってからも学び続ける気持ちを忘れず、学んだことを活かしていきたいです。(小林)
みなさんこんにちは!玉置ゼミ10期生の池田です。私の専門が社会科であることもあり、とても興味深い内容ばかりで、具体例を示しながら分かりやすく教えていただきました。
<個別最適な学び>
個別最適な学びでは、子どもが、自己選択・自己決定しながら自律的(自立的)な学びを進めるために、教師は、多様な選択肢を柔軟に提供し、すべての子どもの学習権を保障しなければなりません。ただし、最初から子どもたちに自己決定させることが個別最適な学びにつながるかと言われれば、そうではありません。まずは子どもたちに判断を委ねる前に、適切な選択をするための指導が欠かせないと学びました。
<評価について>
学校の先生になると児童一人一人に評価をつけなければなりません。しかし、日々の授業で一人一人をじっくりと観察し評価することはなかなか難しいものであると教育実習で実感しました。そこで宗實先生は、児童生徒を【A社会的な考えをする子】【B個性的な考えをする子】【C他者とのやり取りで理解しやすい子】に分類し、見ていくと良いと教えてくださいました。集団を分類することで、交流での姿など評価しやすくなると感じました。
また、今回宗實先生の講演を聞いている中で「やっぱり社会科は教師のやり方次第でおもしろく、楽しく学べる科目だなぁ」と感じました。
子供たちの興味を引く社会の導入として、日本各地のマンホールクイズが紹介されました。マンホールにはその土地の産業や特産品などが描かれているものがあり、とても面白かったです。先日沖縄旅行に行った際に、シーサーが描かれているマンホールを見つけ、思わず写真を撮ってしまいました!私が思わずマンホールの写真を撮ってしまったように、興味をもって調べる児童もいるのだろうなと思い、自分が社会の授業をする際に実践してみたいと感じました。貴重な学びをありがとうございました。(池田)
こんにちは!10期生の松野です。今回は2月22日に参加させていただいた宗實 直樹先生による教師力アップセミナーでの学びを記事に書かせていただきます。宗實先生のご講演を通して、個別最適な学びや授業づくり、問い方の大切さなど、多くのことを学ばせていただきました。
一点目はその子「らしい」学びを大切にすることについてです。子どもが自己選択・自己決定をしながら自律的(自立的)な学びを進めるために、教師は多様な選択肢を柔軟に提供していくことが大切であり、解き方ややり方はいろいろありますが、その子の中で学びが成立しているかを考え、その子「らしい」学びをつくるためにその子が表現していることを見る必要があると学びました。その中で子どもが動いたときに教師が取り上げて価値付けすると同時に、子どもたちも様々な見方や考え方をもっているため、教師がそれらを引き出し、子どもが自然に出したことを教師が取り上げて明示的に示していくことで、自分で追究していくことの大切さを子ども自身も体験していくことができると学びました。子どもから考えを引き出したり多様な選択肢を提供して自己選択・自己決定の機会をつくったりし、その子の中でのその教科「らしい」学びとその子「らしい」学びをつくることを大切にしていきたいと強く思いました。
二点目は授業を工夫することについてです。一斉授業では見えない部分があり、子どもだけでは気付かないところもあるため、教師が視点を与え、子どもが自然にやっていることを取り上げてみんなで考えていくことが大切だと学びました。教師の言葉よりも子どもが出した言葉の方が定着しやすいため、教師が学習方法を示すのではなく、子どもに返して子どもから出させることが大切だと学びました。その中で足りないことなどがあったら教師も入ったり、ロイロノートを活用して、調べる内容マップなどをつくったりすることで、調べる順番や内容を一人ひとりが選択することができ、子どもの学びが豊かになっていくと学びました。
また、本時の授業で何を目指しているのかを考えることで、授業からはずれた子どもがいたとしてもねらいを達成できるように支援しやすくなるため、授業のねらいを明確にしたり、学習内容は主語によって大きく変わり、小さな主語の方が子どもたちも追究しやすいため、課題や発問を深く考えたりすることが大切だと学びました。問い方によって獲得できる知識が異なるため、子どもが自分で意味や特色などを見つけられるように授業のねらいや発問を深く考え、子どもの学びを結果としてだけではなく、過程として見ていき、子どもの良さを伝えることを大切にしたいと思いました。
このように、授業の中で自己選択や自己決定をする機会を設けると同時に、問い方を工夫して一人ひとりの考えを引き出し、子どもが動いたときに子どもの言葉や姿を取り上げて価値付けしたり、それらを全体にも共有して子ども同士で考える機会をつくったりし、子どもの学びがより豊かになっていく授業をつくりたいと思いました。そして、その子が困っていることは何なのかを点でみるだけでなく、文脈で見ることを大切にし、一人ひとりの学びや成長につなげていきたいと思いました。今回も貴重なお話と学びの機会をつくってくださりありがとうございました。(松野)